お知らせとレポート

夏休み「こども霞が関見学デー2019」で出前授業を実施

毎年夏休みに開催される「こども霞が関見学デー」。東京・霞が関近辺にある文部科学省など25の府省庁で、子どもたちが省庁舎の見学や体験プログラムなどに参加することにより、広く社会を知る機会を提供するもので、2日間でのべ2,500名以上の参加がありました。

 

「こども霞が関見学デー」のリーフレット&パスポート

 

8月7日(水)、そらべあ基金は昨年に引き続いてこのイベントに参加。文部科学省会議室で出張授業を行いました。当日は、地球温暖化の進行を肌で感じるような35℃の猛暑日にも関わらず、事前に申し込みのあった20名の小学生たちが元気いっぱいに来てくれました。また、中高生のボランティアのおねえさんたちも授業をサポートしてくれました。

文部科学省会議室に集まった子どもたち

 

今回のテーマは「おひさまエネルギーのLEDランプづくり」。授業会場では、そらべあ兄弟の「そら」が子どもたちをお出迎え。みんな「かわいい!」と声をかけてくれます。

「そら」はなぜ涙を流しているのでしょう?

 

さあ、授業がスタートです。ホッキョクグマの「そら」の目からこぼれる涙について子どもたちに問いかけます。「そらは悲しくて泣いているのです。なぜ悲しいのかを見てみましょう」と、そらべあの物語をムービーで紹介。その涙の理由が、お母さんと一緒に暮らしていた北極の氷の地面がとけて割れてしまい、お母さんと離れ離れになってしまったからだと知ります。

そらべあ兄弟が泣いている理由をムービーで見てみます

 

では、なぜ氷がとけたのか?地球温暖化とは何か?温暖化の原因となっているCO2はどうして増えたのか?このまま温暖化が進むとどんな困ったことが起きるのか?といったお話を、クイズもまじえながらスライドでわかりやすく説明していきます。

みんなクイズに正解できたかな?

 

「じゃあ、CO2を出さないで電気を作るにはどうすればいい?」 そこで、手回し発電機で電球をつける実験を行います。代表でやってもらった女の子が一生懸命ハンドルを回して、電球を灯してくれました。

 

手回し発電ならCO2を出さずに電気を作れるけど、ずっと手を動かし続けるのは大変

 

そこで、手を動かす代わりに、太陽の光、風の力、水の力を使って、CO2を出さずに発電できる「自然エネルギー」があること、これから自然エネルギーをもっともっと増やしていかなくてはならないというお話をしました。

レクチャーが終わったら、太陽光で作った電気で光るLEDランプ作りに挑戦。マスキングテープやカラーセロハンを使ってランプシェードをデザインしていき、1人ひとり素敵なソーラーLEDランプが出来上がりました。

1人ひとり楽しいデザインを考えてソーラーLEDランプを作ります

暗くなるとソーラーLEDランプが明るく灯ります。みんな上手に出来たね

 

なお、今回の出前授業は(株)RTさまのご寄付により実施することができました。継続的なご支援に感謝いたします。