お知らせとレポート

「図書館と県民のつどい 埼玉2019記録集」掲載のお知らせ

埼玉県桶川市民ホール・さいたま文学館で2019年12月に実施した「図書館と県民のつどい 埼玉2019」の記録集が、埼玉県図書館協会により作成されました。記録集には「こどもの本のひろば」で実施したそらべあ基金の活動内容も掲載いただきました。御関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。

これまでは、「県民のつどい」なのに子どもたちが参加できる企画がない!ということから、子ども向け企画として「こどもの本のひろば」がはじまり、2019年開催では合計260名の入場者数が報告されました。

こどもの本のひろば入場者数
大人 182名 子供 78名
合計 260名

 

ところで、皆さんは「図書館」を利用されていますか?
図書館には、世界のことや日本のこと、大人向けや子ども向け、あらゆる事柄について書かれた本が所蔵されています。そらべあ基金のスタッフも図書館をよく利用しています。見やすく分類されている本の並べ方、組み合わせ方、展示の仕方や紹介の方法など、季節やテーマによって様々に工夫されていて、とても参考になります。

そんな図書館ですが、1年間にどれぐらい私たちは本をかりて読んでいるかご存じですか?埼玉県図書館協会の平成30年度の図書館活動調査の結果によると、貸出冊数の平均は「5.26冊/年」(※1)でした。1ヶ月に1冊も図書館で本をかりていないなんて…公共の財産が勿体ない使われ方だと思いませんか?

1冊の本との出会いで、知識や興味を広げるきっかけをくれる図書館。

今は、コロナウィルスの影響で限定的に運営されている館も多いかと思いますが、あなたの新しい扉を開く1冊が地域の図書館で見つかるかもしれません。もうすぐ、そらべあのイラストを描いてくださっているデザイナーのカトウシンジ先生による絵本『絶滅危惧種ずっとなかよくしたいな』も全国の図書館に置かれるそうです。お楽しみに!

 

『絶滅危惧種ずっとなかよくしたいな』
カトウシンジ (著/文 | イラスト)
発行:出版ワークス
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907108472

※1 埼玉県図書館協会 平成30年度 市町村図書館活動調査一覧「人口1人当たり貸出冊数」参照