お知らせとレポート
第5回そらべあ環境ワークショップ きよせ幼稚園
東京に雪が降った翌日の3月1日、東京都清瀬市のきよせ幼稚園にて、当基金の理事を兼任する東京造形大学の山際康之教授と東京造形大学の学生による、通算5回目となる環境教育の「そらべあワークショップ」が実施されました。
きよせ幼稚園では毎月、月初めにお誕生日会が開かれており、この日も3月生まれの園児さんのお誕生日会が開かれていました。
今回の環境ワークショップは、このお誕生日会の催し物の一つとして開催をします。普段は先生たちによる演劇や歌などが催されているそうですが、今日は特別バージョン!学生たちも気合い充分で始まりました!
まずは恒例となった学生たちの手作りによる「そらべあ人形」が登場、そらべあの物語を通して、地球に何が起こっているのかを伝えていきます。人形劇が始まった時から、園児さんは興味津々!真剣に劇を見つめています。
地球が温かくなることで氷が割れてしまい、お母さんとそらべあ達がはなればなれになり悲しんでいると、妖精がやってきました。太陽の精、風の精、花の精、木の精の4人は、何故、氷が割れてしまったのかを布団を例に解説していきます。
そらべあ達が悲しんでいるのを見て、妖精たちが氷を元に戻す方法を教えてくれました。まずは太陽の精が教えてくれます。
教えてくれたのは、太陽の魅力です。この魅力を伝えるため、園児さんを抱きしめて暖かさを伝えていきます。
次は風の精が、風の魅力を伝えてくれます。風の気持ちよさを伝えるため、園児さんを扇ぎながら、風の魅力を伝えていきます。
3人目に登場したのが花の精。花の香りを伝えるために、皆に花の香りをかいでもらいました。
最後に登場したのが木の精。花の精とともに外の魅力を感じさせます。力持ちな木の精は、子ども達を抱きかかえて、外で楽しく遊ぶ魅力を伝えます。
皆に外で遊ぶことの魅力を伝えた妖精たちは、最後に氷を元に戻すための特別な魔法を教えてくれました。それは、外遊びの魅力を覚えてもらうための歌です。園児さんも、妖精が教えてくれる振り付けに合わせて、一緒に歌いながら踊っていました。
そして皆の歌によって、氷が元通りになり、そらべあ達はもう一度、お母さんと会うことができました。
今回のワークショップにより、外で遊ぶことが電気を使わず、地球の周りに布団が増えない状況を作り出せることを、園児さん一人ひとりに覚えてもらうことができました。
今回のワークショップを主催していただいた東京造形大学の学生の皆さん、そしてワークショップを受け入れていただいた、きよせ幼稚園様、ありがとうございました!環境ワークショップは、今後も継続的に行っていきたいと思います。