お知らせとレポート
「がんばっぺ東松島 みんなで子ども夏まつり」で太陽光発電制作ワークショップを実施しました!
7月28日(日)に、宮城県東松島市で「がんばっぺ東松島 みんなで子ども夏まつり」が開催されました。
このイベントで、そらべあ基金は「太陽光発電制作体験」を実施しました。
今回、小学生から中学生の子ども達、そして、保護者の方々、計15名に参加して頂き、50Wの太陽光パネル5枚を使って太陽光発電を作りました。
そして、この太陽光発電を使って、とあるプロアーティストさんとの素敵なコラボレーションライブを実施したのです!
どの方に参加いただいたのかは、後半でお伝え致します。笑
まずは、ホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」の物語から始まり、
地球問題とその原因、そしてエネルギー問題について学びます。
太陽光発電を作りにあたり、つくることによってどんなメリットがあるのか、なぜ火力発電や水力発電より太陽光発電の普及を行っているのかを学んでもらい、より太陽光発電に興味を持ってもらうことが狙いです。
「太陽光発電=再生可能エネルギーの有効性を考える」
ここで授業の中身を一部ご紹介します。
下の写真の中のスライドに、テレビやシャワー、ゴミや給食が映っているのがわかるでしょうか?
これはみなさんの身の回りにある、地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素を排出しているものの一部なんです。
もちろん、テレビは見てもいいし、シャワーだって浴びてもいい、生活の中でゴミが出ることだって当たり前です。
けれど、誰も見ていないのにつけっぱなしのテレビや、シャンプー中に流しっぱなしのシャワーや、まだ使えるのにゴミとして捨ててしまうということは、ムダなエネルギーを消費してしまっているということですよね。
ここに給食が例として挙げられているのは、残してしまったごはんも、結果的はゴミとして扱われてしまうからです。
みなさんも時々、電気の使い方や自分が出しているゴミについて振り返ってみてください!
エコって、お金の節約につながることも多いですよ。笑
さて、少しかたいお話の後は、○×クイズを交えながら、楽しみながら環境問題について学んでいきます。
「どっちかわかるかな?」
地球温暖化が進むことによって起こる現象の中には、動植物の絶滅ということがあります。
クイズの中でそれらを取り上げると、自分たちにも身近な生き物がいなくなると子どもたちからは残念がる声があがりました。
そして、環境問題や再生可能エネルギーについて理解を深めたところで、いよいよ太陽光発電設備の組立てに入ります。
「先生からの説明をしっかり聞いて、安全に作業しよう」
太陽光パネル、バッテリー、チャージコントローラー、インバーター…
もちろん、それぞれの材料にそれぞれの役割があります。
たくさんある材料を、何をどうすれば繋がって発電ができるのか。
「材料の繋げる順番には決まりがある、ということをレクチャー中」
一つ繋げ方を間違えてしまうと、電気はつくれません。
緊張感のある作業に、ドキドキしながら慎重に配線していく子どもたち。
最後に、太陽光パネルとバッテリーを繋ぎ、チャージコントローラーに発電を意味するランプが点灯すると拍手する子どもたちもいました。
実際に、子どもたちが持っていた携帯やゲーム機を充電してみると、ちゃんと充電することができました!
さて、通常なら太陽光パネルから発電する様子も見られたし、充電するところも見られたからおしまい。
…と、なるところですが。
今回は、とあるアーティストさんが太陽光発電とコラボレーションをしてライブをしちゃおう!
という企画を実施しました!
そのアーティストさんとは…
「じゃん!」
globeのメンバーである、マークパンサーさん!
マークパンサーさんと太陽光発電のコラボDJライブに、
音楽機器の一部に太陽光発電によってつくった電気を使用しています。
globeの楽曲に包まれた会場は大盛り上がり!
マークパンサーさんが使うターンテーブルには、太陽光発電の制作に参加した子どもたちからのメッセージが飾り付けられています。
「子どもたちに思い思いの言葉や絵を書いてもらいました♪」
さらにさらに、
プロMTBライダー・守上大輔さんがライブに途中参戦!
守上さんはマウンテンバイクを巧みに操りどんな悪路も進めていけるプロライダー。
この日もバイクに乗ったまま客席に乗り込みます。
「お客さんの目前で前輪がピタッ!」
人だって飛び越えちゃいます。笑
「大人3人だって軽々ジャンプ!」
バイクのまま、狭い客席を縫うように進む守上さんに会場はさらに盛り上がります。
マークパンサーさんが流すglobeの楽曲が、守上さんのパフォーマンスに勢いをつけます。
そして、守上さんが客席からステージへと上がり、
おもむろにステージ上に置いてあった台の上へ飛び上がります。
観客の視線は守上さんにくぎ付け。
2m近い台の上へ上がると、拍手が湧き起こります。
しかし、これでおしまいではありません。
守上さんはバイクに再び乗り、バランスを整えると、
今度はステージの背景の壁へと飛び移ったのです!
まさかの展開に会場からは歓声と拍手の嵐!
そして、誰もが固唾を飲んで見守る中、守上さんは再びタイミングを計ると、3m近くある壁からジャンプ!
無事ステージへ着地しました。
思わずガッツポーズを決めた守上さんに、マークパンサーさんと観客は興奮したように拍手を送りました。
思わぬゲストの登場に会場は大盛り上がりのまま、ライブは終盤へ。
誰もが一度は耳にした事があるglobeの名曲に乗り、踊り始めるお客さんもいました。
大盛況のうちにライブは終了し、
その後のマークパンサーさんと守上さんとの記念撮影会はたくさんのお客さんで賑わいました。
環境に良いことをするとは言っても、やっぱり人が楽しみながらできることが1番ですよね。
太陽光発電でつくった電気で、これからもっともっと楽しめる企画を考えていきたいと思います。
太陽光発電組み立てに参加して下さったみなさん、
ライブを盛り上げて下さった会場のみなさん、
そして、マークパンサーさん・守上さん
ありがとうございました!