お知らせとレポート
そらべあ環境ワークショップ
「しろくまカメラマンにきいてみよう!」
@毎日メディアカフェ 開催しました
11月26日(土)の午後、そらべあ基金は環境ワークショップ「しろくまカメラマンにきいてみよう!」を
毎日新聞社が主催する毎日メディアカフェ(東京都・千代田区)にて実施し、小学生とそのご家族の方々23名が参加しました。
メインスピーカーは、自然写真家でしろくま写真の第一人者である丹葉暁弥さん。
20年以上もしろくまに逢いにカナダ北部の町チャーチルへ足を運び撮影を続けています。
しろくまがどんな生活をしているのか、しろくまが生活をする環境の変化などのお話を丹葉さんからしていただきました。
冒頭に、毎日メディアカフェでの取り組みを毎日新聞社 斗ケ沢秀俊さんよりご挨拶と本イベントの紹介をいただきました。
そして、丹葉さんのお話しに入る前に、そらべあ物語のアニメーションで、どうしてそらとべあが涙を流しているのかを視聴してもらいました。
丹葉さんのお話は、しろくまが地球のどのあたりに住んでいるかのクイズからスタートしました。
参加者の皆さんも手を上げて、クイズに参加をしてくれました。
最近は、地球温暖化の影響で海に氷が張るのが遅くなっているというお話しがありました。
しろくまは、海に氷が張っている半年間にアザラシを食べ、夏の間はその栄養分だけで生きていく必要があるそうです。
そのため、しろくまにとって、海の氷が張る期間が短くなるというのは、アザラシを食べられる期間が
短くなるため、体重が減ってしまったり、生まれる子どもの数が減るなど、大きな影響があるということを教えていただきました。
その他、しろくまの毛の色、しろくまの親子、町の人との関係性など、なかなか聞くことができないお話を、
写真と共にたくさん紹介をしていただきました。
質問タイムでの参加者からの質問をご紹介いたします。
Q.氷はどれくらい深く凍りますか?
A.軽自動車程の体重があるシロクマが乗っていても揺れることはないくらいしっかりと凍ります。
だいたい、50センチ以上の厚さはあって、時期によってはみんなの身長(100センチ)くらいになることもあると思います。
Q.しろくまは一回潜るとどれくらい潜っていられるんですか?
A.だいたい3分くらいかな。魚のほうが速く泳ぐから、追いかけることはできないですね。
Q.しろくまの前足の力はどれくらいあるんですか?
A.普通の自動車を揺らせることができるくらいの力を持ってます。
体重が500キロくらいので、かなりパワーがあります。
みなさんがいろいろな角度からの質問をしてくれたおかげで、会場全体でもさらにしろくまのことを知ることができました。
どうもありがとうございました。
丹葉さんのお話の後、そらべあ基金からは、地球温暖化がどうして起こっているのか、日本にもどんな影響があるのか、
そして、CO2をあまり出さない方法として、自然エネルギーという解決策があることなどをお話しました。
また、今回のワークショップをご協賛いただきました、そらべあ基金のオフィシャルサポーターである
ゼロワットパワー株式会社の佐藤和彦代表取締役よりビデオでご挨拶をいただきました。
ゼロワットパワー㈱は、再生可能エネルギーの安定供給と普及・拡大に取り組まれている会社です。
最後にワークショップ、終了後のアンケートに寄せられた声をいくつかご紹介します。
■参加者(子ども)
・しろくまのために何かできることはないかなと考える機会になった。学んだことを友達に教えてあげたいと思った。
シロクマは目が悪いことを知った。
・しろくまがもっと好きになった。
・しろくまは少し危険なイメージもありますが、犬にやさしくしたりしているところを見せてくれて
やさしいということを知れて嬉しかった。
・私はしろくまが大好きだったので、しろくまの事を知れてよかったです。
■保護者
・しろくまさんのかわいい写真・映像を見ながら、地球温暖化の学習につながり、今後の生活にも良い影響が出そうです。
子どもたちだけでなく、親の視野も広がりました。
・普段は見ることが出来ない、しろくまのかわいらしい姿や丹葉さんしかわからないご経験談をたくさん
お聞き出来てとても楽しかったです。
参加してくださった皆様、毎日メディアカフェの皆様、そして、ご協賛いただきましたゼロワットパワー株式会社の皆様、
どうもありがとうございました!
今回のワークショップは「グラレコ」をお笑い芸人であり、イラストレーターでもある本田しずまるさんに描いていただきました。
当日のポイントがつまっているので、ぜひご覧ください!
2023年1月7日(土)に小学生向けワークショップ「20年後、ゴミが捨てられなくなる?」を毎日メディアカフェにて開催します!
ぜひ、ご参加ください。
お申込みはコチラから。