お知らせとレポート

環境学習館「えこらぼ」で環境ワークショップを実施しました

2023年10月14日(土)、埼玉県ふじみ野市の環境学習館「えこらぼ」主催の環境学習講座で小学生11名と保護者の皆さんにご参加いただき、「ソーラーLEDちょうちんを作ろう!」ワークショップを実施しました。

 

ソーラーLEDちょうちん

 

そらべあ基金では、2019年から「えこらぼ」で講座を開催させていただき、4回目となる今回は「そらべあエコジャーニー スタンプラリー」と「ソーラーLEDちょうちん工作」を実施しました。

今回のワークショップは、6名のそらべあ学生ボランティアクラブメンバーが担当しました。5月に本講座に向けて、何をどんな風に子どもたちに伝えたいかを話し合い、本番までの進行や担当を決め、その後、各自が調べものや資料作成をし、オンラインミーティングで確認・修正など、参加してくれる子どもたちが楽しみながら学べるようにの準備を重ねて、本番を迎えました。

 

そらべあ学生ボランティアメンバーからのご挨拶(右から(ニックネーム):きゅうり、あゆみ、シナプス、DNA、ちづる、わかな)

 

最初のプログラムは「そらべあエコジャーニー スタンプラリー」です。

このラリーは、小学生向けのウェブサイト「そらべあエコジャーニー」から発想しました。このウェブサイトでは、北極でお母さんと離ればなれになってしまったそらべあ達が、おかあさんを探す旅の途中に、世界中で見聞きした地球温暖化や環境問題についてわかりやすく解説したり、そらべあがインタビューする動画などを掲載しています。今回、参加した子どもたちには、そらべあ達のように、スタンプラリー形式で6大陸を巡ってもらい、各大陸のブースではアクティビティを通じて、様々な環境問題について知り、考えてもらうことにしました。

 

最初に6大陸で取り上げる環境問題について説明し、早速、3つのチームに分かれてスタートです!

 

アジアブース(担当:わかな)
テーマ:「大気汚染」
クイズで盛り上がりました!

 

ヨーロッパブース(担当:ちづる)
テーマ:「食品ロス」
ふじみ野市でも普及に取り組まれているコンポスト「キエーロ」の実物をみてもらいました。

 

アフリカブース(担当:あゆみ)
テーマ:「干ばつ」
どうしたら干ばつを防げるか、みんなにもできることを考えてみました。

 

オーストラリアブース(担当:きゅうり)
テーマ:「森林火災」
オーストラリアには珍しい生き物がいっぱい。森林火災でその住処が脅かされています。

 

アメリカブース(担当:シナプス)
テーマ:「プラスチックごみ」
ごみの分別ゲームでは、みんな真剣!間違えてしまう問題もあったね。

 

北極ブース(担当:DNA)
テーマ:「地球温暖化」
北極の様子を絵に描いて、理想的な姿を思い浮かべてみました。

 

そらべあ達のスタンプなどをもらって、最後は全員コンプリート!

 

ちなみに、「そらべあ☆おえかきコンテスト2023」の応募受付が10月2日に始まりました。そらべあのイラストの周りにお絵描きして応募する際、ワードパズルに挑戦して見つけた秘密のキーワードを記入してもらいます。パズルのヒントは小学生向けウェブサイト「そらべあエコジャーニー」に隠されているので、このパズルに挑戦すると、いつの間にか地球温暖化についてとっても詳しくなっちゃいますよ。受賞者には素敵なプレゼントも用意していますので、小学生の方は、是非、挑戦してみてくださいね!(2024年1月10日締切)

さて、子どもたちがスタンプラリーから席にもどると、わかなときゅうりから、エコジャーニー スタンプラリーで何度も聞いた「地球温暖化」について改めて説明しました。私たちが利用している電気の作り方が「地球温暖化」に関係していること、日本ではまだ「地球温暖化」の原因となる二酸化炭素がでてしまう火力発電が主流であること、そして、「地球温暖化」の解決策として期待されているのが再生可能エネルギーであることをお話しました。

そして、お待ちかねの「ソーラーLEDちょうちん」の工作です。再生可能エネルギーのひとつである太陽の光で発電し、明かりが灯ります。工作担当はあゆみとちづるです。

 

自分だけのちょうちんをつくろう!

 

ボランティアメンバーがお手伝い

 

丁寧に少しづつ説明してみんなで作っていきます。それぞれ素敵なソーラー提灯ランプが出来上がりました。

最後に、きゅうりより、「今日は色々な環境問題があることや、それに対して自分たちにがきることを考えてもらったので、これからはそれを行動に移していってほしい」とお願いをし、最後に記念撮影をしてワークショップを終了しました。

一人ひとりができることを続けていって、暮らしやすい地球を守ろうね。

 

また、ワークショップ終了後、学生ボランティアメンバーと私たちは、熱回収施設・リサイクルセンターの見学をさせていただきました。ものすごい量のゴミに衝撃を受け、また、それを処理する現場を目の当たりにすることで、今の私たちの暮らしがこのような設備のお陰で回っていることに改めて気づかれました。こちらの施設では、ごみを燃やした時の熱を発電や温水プールなどに利用されていますが、それでも最終的には埋め立て処分するものは残ってしまいます。ゴミを捨てる私たちが、ものを作る時や買う時に、長く使える物、循環可能なものを選ぶ、捨てる際には分別するなど、一人ひとりがゴミを減らすための意識変革がとても大事だと感じました。

見学の様子

 

参加してくださった市民の皆さま、ふじみ野市 市民活動推進部環境課や、環境学習館「えこらぼ」の施設関係者の皆さま、どうもありがとうございました。
そして、学生ボランティアクラブのみんな、お疲れ様でした!

今回の環境ワークショップは、株式会社RTからのご支援を活用させていただきました。
どうもありがとうございました!