お知らせとレポート
大田区立池雪小学校「夏休みわくわくスクール」にて環境授業&ワークショップを実施
環境教育
8月17日、東京都大田区立池雪小学校「夏休みわくわくスクール」にて、出張環境授業&ワークショップを行いました。
同校の「夏休みわくわくスクール」は、池雪小学校のPTAが夏休み期間中に子どもたちにさまざまな体験をしてもらう場として毎年開校しています。スポーツ、伝統文化、音楽、料理など、児童たちが興味を持ちそうなジャンルから約30講座を実施。子どもたちは事前に好きな講座を選んで申し込みます。今回初参加のそらべあ基金の講座は前人気も上々だったようで、たくさんの応募があった中、合計70名(低学年の回:30名、高学年の回:40名)の子どもたちが参加してくれました。
1回60分の講座では、前半に「地球温暖化」と「自然エネルギー」について理解を深めてもらえるよう、クイズや発電実験を交えた授業を行い、後半は「オリジナルソーラーLEDランプ」の工作に挑戦してもらいました。
みんなとても真剣に聞いてくれたし、発言もたくさんしてくれました。
講座には、そらべあ兄弟の弟「そら」が遊びにきてくれ、授業が始まる前から大人気。涙に気づいた子どもたちから「なんで泣いているの?」という問いかけをしてくれて、授業で地球温暖化について一緒に考えるきっかけにもなりました。
「かわいい!」「でも、なんで泣いているの?」と問いかける子どもたち
授業では「地球温暖化」の原因は何か、その影響が動物や植物だけでなく、人間の生活をも脅かしていることなどを理解してもらい、その解決策としての「省エネルギー」や「自然エネルギー」について一緒に考えていきます。
途中で発電実験も。LED電球は白熱電球より小さな力で点灯することから省エネルギーであることを体感。
クイズの後は楽しい工作の時間。「自然エネルギー」の一つである太陽光を利用したオリジナルLEDランプを作ります。近隣の中学生ボランティアやPTAのみなさんにも手伝ってもらいながら、子どもたちが自由にランプシェードをデザインし、個性豊かなオリジナルランプを次々と作り上げていきました。
今回、高学年の回では工作アイテムとして初めて、紙やセロハン、クラフトパンチなども用意したせいか、子どもたちの創作意欲も大いに刺激されたようで、これまでにないランプデザインが次々と出来上がっていきました。
みんなおうちに持ち帰って、寝る前にお部屋で灯して楽しんでくれていることと思います。
<参加してくれた子どもたちの感想 (アンケート結果より)>
・80年後くらいになると気温がものすごくかわるかもしれない、ということにおどろきました。
・わたしたちのせいで、ちがう動物がぜつめつのききだということがわかりました。これからの未来は温だんかにならないようにいろんなことに努力したいです。
・地球温暖化の大変さを初めて知りました。これからはだしっぱなしや、○○ぱなしをなくします!
・楽しかったです。テーマの「自然エネルギー」が日本でもふえるといいです!
・勉強した後、ソーラーランプを作れて楽しかったです。マスキングテープがかわいかったです。
・きれいでかわいいランプが作れたのでうれしかったです。
・そらべあがかわいかった。
中には、家に帰ってから親御さんに、日本の自然エネルギー普及率のクイズなどを出して、当日学んだことを家族と共有してくれたお子さんもいたそうです。
今回のワークショップは東急ハンズ様のご寄付により実施することができました。継続的なご支援に感謝いたします。また、マスキングテープをご提供いただきましたシール堂印刷様、いつもありがとうございます。そして、池雪小学校PTAわくわく委員会、中学生ボランティア、お手伝いくださった保護者のみなさま、ありがとうございました。
最後に、参加してくれた小学生のみなさん、これからも一緒にそらべあの涙を止めるために協力してくださいね。そして、みんなで20年後の未来は、地球温暖化の心配のない世界を作っていきましょう。