「しろくまカメラマンに聞いてみよう！｣
＠中野区、北区、ふじみ野市を開催しました

文部科学省の「学校と地域でつくる学びの未来」では、企業や団体等による教育プログラムを多数紹介しており、当基金でも2つのワークショップを登録しています。

そのうちの1つ「しろくまカメラマンにきいてみよう！ホッキョクグマと地球温暖化」がトップページに紹介されていることから、お問い合わせが増えています。

本ワークショップでは、自然写真家の丹葉暁弥さんから、極北で撮影した写真や動画をみせてもらいながら、シロクマについてのお話しを聞き、また、子どもたちからの質問にも答えていただきます。そらべあ基金からは、「そら」と「べあ」がどうして泣いているのかを動画でみてもらった後、地球温暖化に関する説明や、そらべあの涙を止めるためには自然エネルギーという解決策があること、また、子ども達にもできるエコアクションを紹介します。

6月～7月にかけて、3か所でワークショップを実施しましたので、その様子を報告します。

 

①中野区立桃園第二小学校（東京都）

6月8日（土）の学校公開日に、1年生の2クラスで、それぞれで45分の生活科の授業を担当させていただきました。ご依頼の目的は、子どもたちに地球全体に目を向け、気候変動などを自分事として考えるきっかけづくりとのことでした。
元気な1年生33名との授業は、発言や質問も活発で、とても盛り上がりました。
後日、子どもたちから素敵な絵と共に感想文をいただきました。中には、きっと、丹葉さんが見せてくれた写真を思い出しながらシロクマを描いてくれたんだな、とすぐにわかる絵もあり、今日のワークショップで感じた事が子ども達の心に刻まれていることが伝わってきましたし、感想文には、地球温暖化やシロクマについて知れてよかった、この問題をなんとかしたい、頑張りたい、という気持ちを寄せてくれており、とても嬉しかったです。

2クラスのみんなからの感想と絵のファイルをいただきました！みんな、素敵な絵と感想をありがとう！（画像をクリックすると拡大します。一部抜粋）

 

②北区立滝野川文化センター（東京都）

夏休みこども講座６つのうちの１つとして、7月23日に子ども11人、大人6人にご参加いただき実施しました。子どもたちは夏休みが始まったばかりですが、東京は35℃を超える猛暑日の予報。外で遊ぶこともままならない状況です。ワークショップで、環境省が作成した2100年夏の天気予報を紹介しました。1.5℃目標が未達の場合、東京はなんと43℃を超える予報です。今、北極のシロクマたちに起こっていることと、東京に住む私たちの未来はつながっていることを理解してもらえたようです。シロクマたちのためにも、私たち人間のためにも、これ以上温暖化が進まないように、今日のワークショップをきっかけに子どもたちにもできることに取り組んでもらえたら嬉しいです。

 

③ふじみ野市の環境学習館「えこらぼ」（埼玉県）

夏休み特別企画「自由研究講座」全7回のうちの第一回目を担当させていただき、子ども16名、大人10名、合計26名の9家族にご参加いただきました。休憩タイムや講座が終わった後にも、シロクマの生態や温暖化について理解しようと、質問したい人が列を作り熱心に丹葉さんに質問しにきてくれました。
ご家族で参加されていた方が多く、今日お伝えしたエコアクションなど、一人ひとり、そして家族で頑張っていただけたらと思います。

参加してくださった皆さん、桃園第二小学校、滝野川文化センター、ふじみ野市「えこらぼ」の皆さま、どうもありがとうございました！

また、それぞれのワークショップは、下記の法人からのご支援により実施させていただきました。どうもありがとうございました。
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①中野区立桃園第二小学校（東京都）
株式会社RT（そらべあ応援団）

②北区立滝野川文化センター（東京都）
株式会社シール堂印刷（そらべあ応援団）

③ふじみ野市の環境学習館「えこらぼ」（埼玉県）
積水化学工業株式会社（当基金へのご寄付）
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【丹葉暁弥さんプロフィール】

自然写真家、シロクマ写真の第一人者。北海道釧路市出身。幼少の頃から釧路湿原の大自然の中で、風景や野生動物を撮影していた。1995年、どうしても野生のペンギンに逢いたくて南極へ渡航。以後、1998年にカナダ北部で野生のシロクマに逢って以来、その魅力に取り憑かれて、ほぼ毎年彼らに逢いに通っている。自然保護活動をしながら、地球や動物たちの未来について、メディアや雑誌などへの寄稿や、全国で講演などを行っている。

『HUG! friends』『HUG! earth』『HUG! today』（小学館）
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