お知らせとレポート

板橋区内の学童で地域エコロジー講座を実施

そらべあ基金は8月28日(水)、東京都板橋区の小学校内学童保育で、低学年の小学生20名を対象に「ソーラーLEDちょうちんをつくってみよう!」を実施しました。本活動は、板橋区立エコポリスセンター(https://itbs-ecopo.jp/)主催の区民向け環境学習「地域エコロジー講座」に講師登録する「そらべあ基金」が、地域の学童からご依頼を受けて夏休みに行った取り組みです。

今年5月、学生ボランティアクラブメンバー(https://www.solarbear.jp/news/education/4169/)と一緒に、本活動に向けてアイデア会議を行いました。座学より身体を動かして学べるワークのほうが低学年には良さそうと、3チームに分かれてプログラムの検討を進めました。この出前授業では、「そらべあ物語」を通じて地球温暖化の原因や影響をアニメーションで伝え、私たちの暮らしとの繋がりをクイズやワークで考えます。また、太陽光で灯るソーラーLEDちょうちんを工作して自然エネルギーを身近に体験するプログラムとしました。

 

5月から学生と企画ミーティング

 

前半では、地球温暖化について子どもたちに説明した後、学生ボランティアクラブが企画した3つのワークを子どもたちと行いました。初めに椅子を並べて、子どもたちもよく知る「なんでもバスケット」をアレンジした「しろくまバスケット」でアイスブレイク。普段と違う知らない人たちの登場で表情も固かった子どもたちにも笑顔がみられるようになりました。

次の活動「新聞ゲーム」では、子ども達が4チームに分かれ、シロクマや環境に関連するクイズに挑戦しました。誤答すると氷(新聞紙)が折り畳まれ、立てる場所が減っていくというゲームです。「そら」と「べあ」が暮らす北極の氷が地球温暖化で減っていることをアニメーションで見た子どもたちと、「そらべあ」の気持ちを体験してみようと企画しました。

最初は氷に見立てた新聞紙は大きかったのですが…

誤答すると氷(新聞紙)が小さくなってピンチ

クイズに正解して飛び跳ねて喜ぶ子どもたち

学生作成による板橋区の分別ガイド

 

クイズでは「トイレットペーパー1個は牛乳パック(1ℓ)何本をリサイクルするとできる?」などリサイクルをテーマにした問題もいれて、次に行う「分別ゲーム」へと繋ぎました。「分別ゲーム」では、各チームに7種類・数点のアイテムを渡し、学生が作成した「分別ガイド」をもとに、資源別に段ボール(ゴミ箱)に仕分けるゲームを行いました。「分別ガイド」は学生たちが板橋区『資源とごみの分け方・出し方ハンドブック』を参考に、子ども達に身近なものを、わかりやすく作成してくれました。

子どもたちはアイテムの仕分け先をチームで相談し、合図で一斉に仕分けスタート。ペットボトルなど、身近なアイテムは正解する一方、あまりなじみのない不燃類などは分別先を悩む姿が見られました。

 

一生懸命考えながら分別ゲームに臨む子どもたち

学生スタッフが分別の正解を伝えました

 

後半ではソーラーLEDちょうちんを作成しました。学生スタッフが工作手順をレクチャーし、また各テーブルで子どもたちの工作のお手伝いをしてくれました。

ソーラーLEDが光る仕組みもわかりやすく説明

ソーラーLEDちょうちん もうすぐ完成!

 

今回のワークや工作した自然エネルギーで光るちょうちんを身近に使うことを通して、一人ひとりの行動や意識が変わっていき、環境への取り組みにつながるよう期待したいと思います。

そらくんは子どもたちから大人気でした

 

学童保育の皆さま、板橋区立エコポリスセンターの皆さま、そして、企画から実施まで頑張った「そらべあ学生ボランティアクラブ」の皆さん、ありがとうございました。

今回は、そらべあ基金の法人サポーター 株式会社雨宮(本社:愛知県 https://www.solarbear.jp/supporters/list.html)によるご支援も活用させていただき、環境教育活動を広げることができました。ありがとうございました。

そらべあ基金では引き続き、より多くの子どもたちへの環境教育活動を行い地球の環境問題を共に考える仲間を増やしていきたいと思います。ぜひ、そらべあ基金の応援をよろしくお願いします。