お知らせとレポート
夏休み「こども霞が関見学デー」で出前授業を実施
8月2日(木)、そらべあ基金は文部科学省が実施する「子ども霞が関見学デー」に参加。同省会議室に集まった子どもたち・保護者のみなさんと「そらべあ環境教室」を行いました。
「子ども霞が関見学デー」は、文科省をはじめ霞が関にある26の省庁が連携して毎年行われており、夏休みの子どもたちが官公庁の業務を学んだり体験したりすることで、広く社会を知る機会を提供しようというもの。今年は8月1日(水)・2日(木)に開催されました。
昭和7年建造の文部科学省庁舎。登録有形文化財に指定されているそうです。
そらべあ基金がこのイベントに参加するのは今回が初めて。そらべあ環境教室には、事前に申し込んでくれた小学生・幼稚園児22名とその保護者のみなさんが集まってくれました。
今回のテーマは「学ぼう!つくろう!再生可能エネルギー」。授業が始まる前に、そらべあ兄弟の「そら」が会場に入ってくると、子どもたちはみんな目を輝かせて「かわいい!」と声をかけてくれます。
「そら」はなぜ涙を流しているの?と、子どもたちに問いかけます。
いよいよ授業がスタート。こんなにかわいい「そら」なのに目から涙が流れているのを見て、子どもたちは「どうして泣いているんだろう?」と考えます。そこで、そらべあの物語をムービーで紹介。涙の理由が、住んでいた北極の氷がとけて、お母さんと離れ離れになってしまったことを知ります。
そらべあが泣いている理由をムービーで見てみましょう。
そして、「なぜ氷がとけたの?」「地球温暖化って何?」から始まり、「温暖化の原因はCO2が増えたから」「温暖化が進むと困ったことがたくさん起きるよ」といった内容を、クイズもまじえながらわかりやすく説明していきます。
クイズの正解は「そら」が教えてくれるよ。
「では、CO2を出さないで電気を作るにはどうすればいい?」 そこで、手回し発電機で白熱電球をつける実験を行います。代表でやってもらった男子が一生懸命ハンドルを回すけど、電球を1個灯すだけでもとても力が必要なことがわかりました。
手回し発電機で白熱電球を光らせるのはとっても大変。
そこで、手でハンドルを回すかわりに、太陽の光や風の力を使って、CO2を出さずに発電できる「自然エネルギー」があること、これからの社会は、自然エネルギーをもっともっと増やしていかなくてはならないことを学びます。
太陽、風力、水力…自然エネルギーにもいろいろあるんだね。
クイズの後は、太陽の力で発電した電気で光るLEDランプ作りに挑戦。マスキングテープやそらべあのスタンプを使って、思い思いのデザインのランプを作っていきます。1人1人がオリジナリティを発揮して、素敵なソーラーLEDランプが次々と出来上がっていきました。
一人ひとり楽しいデザインを考えてソーラーLEDランプを作ります。
授業が終わって、参加してくれた子どもたちから、「ちきゅうおんだんかをまなべてよかったです」「そらべあのなみだをとめたい」といった声が聞かれ、また、保護者の方からは、「そらべあは私が守ると娘が言ってました」「CO2をへらそうという思いを持てたと思う」「子どもにもわかりやすい言葉で伝えてくださりありがたかったです」「温暖化が深刻な状態なことがよくわかり、勉強になりました」などのご意見が集まり、みなさんが地球温暖化と自然エネルギーについて知識を深めるきっかけになってくれたようで良かったです。
そらべあのマスキングテープできれいに出来上がったね。
なお、今回の出前授業は東急ハンズさまのご寄付により実施することができました。継続的なご支援に感謝いたします。