お知らせとレポート

代表理事 冨田秀実の著書「ESG投資時代の持続可能な調達」が発行されました 

昨今、CDP(企業のCO2排出などに関する情報開示を促す仕組み)やRE100(企業のエネルギー調達における再生可能エネルギー率100%をめざす取り組み)など、気候変動に対応するための国際イニシアチブがますます重要になってきていますが、本書は、気候変動のみならず、ESG(環境・社会・ガバナンス)分野での「持続可能な調達」について、その意義から具体的な実践方法までを解説しています。

著者がこの分野に20年近く関わってきた経験から、その歴史的変遷を具体的な出来事や事件とともに、「なぜ今、持続可能な調達なのか」「具体的にどう実践すればいいのか」「世界のグローバル企業はどうしているのか」が解説されており、この1冊でESG分野に関する包括的な理解が得られる構成になっています。企業の経営層を含めたマネジメント層、CSR・サステナビリティ担当者、調達担当者には、特にお勧めの一冊ですが、ESG投資関係者やエシカル購入に関心のある一般市民の方々にとっても興味を持っていただける内容になっています。また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 持続可能な調達ワーキンググループ委員でもある著者の視点から、この国際スポーツイベントを機に、どのような取り組みがなされようとしているのか、今後の動向についても分かりやすく解説しています。

是非、ご一読をお勧めします。

「ESG投資時代の持続可能な調達」

https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/18/269020/

≪主な内容≫

◆第1章 なぜ今、持続可能な調達なのか
社外の問題で済まされない。東京五輪で浮かぶ人権リスク
◆第2章 企業を取り巻く包囲網
NGO、投資家、顧客が要請。中小企業にも影響大きく
◆第3章 持続可能な調達に必要な要素とは
ISO20400「持続可能な調達」と
OECD「デュー・ディリジェンス・ガイダンス」
◆第4章 サプライヤーの管理:良きサプライヤーを見極める
調達基準を明確化。取り組みを評価し、ともに改善
◆第5章 持続可能な原材料調達:信頼できるモノを選ぶ
ターゲットは農林水産物と鉱物。原産地と流通過程を押さえる
◆第6章 欧米日の先進企業に学ぶ
ディズニー、アップル、ユニクロ。8大グローバル企業の挑戦
◆第7章 東京五輪から変わる
公共調達から全国へ拡大。そしてレガシーへ

———————————————-

価格 2,700円(税込)
ISBN 978-4-8222-9263-8
発行日 2018年10月2日
著者名 冨田秀実 著
発行元 日経BP社
ページ数 248ページ
判型 A5