お知らせとレポート
編みぐるみを通じたチャリティー「kolmikko」からご寄付をいただきました
kolmikko(コルミッコ)は遠い北の森に住んでいる小さなトロール(妖精)のことです。大きな目にぼさぼさの頭、見たことのない、でもどこかに懐かしさを感じる妖精です。一年に一度、クリスマスに幸せを届けに森からやってきます。
編集者、料理研究家、ホテル広報というプロフェッショナルな仕事をもつ女性3名が仕事を通じて出会い、「手仕事を通して誰かのためになることを」と2015年12月から始めたこのプロジェクト「kolmikko」は、今年で6年目。100名を超える賛同者がボランティアで小さな、そして個性的な編みぐるみのkolmikkoを生み出し、その販売益の一部は未来をプラスに変えるさまざまな団体に寄付されてきました。そして今回、そらべあ基金がその団体に選ばれ30万円のご寄付をいただきました。kolmikkoは編む人、購入する人、そして寄付された人も幸せにするキャラクターです。
kolmikkoは、毎年京都「ハイアット リージェンシー 京都」を始め、新潟「里山十帖」、箱根「箱根本箱」などのホテルでクリスマス時期にチャリティー販売されていて、海外からのお客様がクリスマスプレゼント用に何十体と購入することもあるそうです。
かぎ編み針ひとつで編むことのできる編みぐるみなので、ちょっとした合間に編むこともでき、慣れてくると2時間で1体を仕上げることもできるそう。色合いも自由、世界でひとつしかないkolmikkoは編む人の個性が表れます。今はコロナ禍でお休みしていますが、これまでは年に数回ニットカフェを開催していました。「手を動かし、一緒に編むことで編む人も自然にいやされます」と「kolmikko」を立ち上げ、運営するひとり、編集者の鈴木百合子さんは話します。
kolmikkoは、編む人とそれを購入する人をつなぎ、その収益から未来を応援しています。
「編む人は手に取ってくれる人たちのことを思って編んでいます。その想いが子どもたちにも伝わるとうれしいです」(鈴木さん)。kolmikkoは子どもたちと大人をつなぐ妖精でもあるようです。
いただいたご寄付は、未来を担う子どもたちに、そらべあ基金の環境教育活動を届けるために使わせていただきたいと思います。
尚、kolmikkoは誰でも参加して編むことができます。近々、HPに編み図も紹介されるとのことなので、興味のある方は是非アクセスしてみてください。
http://www.kolmikko.org/