お知らせとレポート
絵本「バチカンへの手紙 : 飯舘村のものがたり」のご紹介
箕輪理事が編集アドバイス
その他
東日本大震災の後、日本の原発の状態や被害を伝えようと、ローマ法王に手紙を出した日本人がいます。ローマ法王はそれにきちんと対応し、「人類が原発を使い続けることは危険なこと」とメッセージを送り、広島と長崎も訪問しました。この絵本はその実話をもとに、作者であるアンドウミチコさんが手紙を出した一人が住む福島県飯館村を取材し、猫を主人公にわかりやすく描いたものです。箕輪弥生理事が編集アドバイスなどで関わりました。
事故から11年たちましたが、汚染水・処理水の問題、子供たちの甲状腺がんの多発(現在266名)、そして廃炉工程の遅れなど問題は山積しています。ウクライナではヨーロッパで最大級の原発が攻撃され、紛争の標的にされる危険が現実化しています。
絵本後半には今の日本の原発関連の課題や現状、エネルギー情勢など大人がこの問題を理解するための豊富なデータが載っています。作者のアンドウミチコさんは、子供たちに「自分の周りの大人とこの絵本の話をしてほしい」と話しています。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09VDXMW1R/ref=cm_sw_r_tw_awdo_Z13V7N8SZ3644126S92K