お知らせとレポート
80基目のそらべあ発電所が完成
~長崎県佐世保市 早岐くりのみ幼稚園~
長崎県佐世保市の学校法人くりのみ学園 早岐くりのみ幼稚園に寄贈された、第80基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」が完成しました。
今回の「そらべあ発電所」はソニー生命保険株式会社(以下「ソニー生命」)のご協賛による寄贈で、同社からの協賛による寄贈は16基目となりました。
早岐くりのみ幼稚園(以下「同園」)では、地域における水害の歴史から日常的に天気に興味を持ち、把握しておくことの重要性から、
英語教育も合わせた形でのお天気確認を10年以上続けています。朝の放送でその日の天気の様子を窓から確認して英語の問いかけに対して
「It’s sunny!」「It’s rainy!」などジェスチャー付きで答えることが朝の日課の一つになっています。
今回、そらべあ発電所をきっかけに、天気と発電量の関係に関心が持てるように、電気がたくさんつくれる晴れの日、あまりつくれない曇りの日について子どもたちの目で見て分かるような工夫をしていきたいと考えているそうです。
2022年12月6日「そらべあ発電所」寄贈を記念する式典を、改装工事が終了したばかりの南園舎にあるプレイルームで開催。
ルーム内は大きなクリスマスツリーやその周りには素敵にラッピングされたプレゼントが置いてあり、子どもたちがワクワクするようなクリスマスムードの飾りつけがされていました。
式典のため訪問した私たちとすれ違う時、園児たちは立ち止まって「おはようござます」と「語先後礼」で一礼をして、とてもしっかりした
ご挨拶をしてくれたのが印象的でした。
会場には、年長児57名と先生方、ソニー生命の皆さま、そしてテレビ局2社と新聞社の方々にお集まりいただきました。
式典は同園の小嶺先生の司会でスタート。来賓紹介のあと、子どもたちが「そら~、べあ~」と元気よく呼びかけると、ホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」が登場。
事前に先生方からそらべあ兄弟のお話を聞いていて、会える日をとても楽しみにしてくれていた園児たちから「わ~!」「かわいい~!」と会場は歓声に包まれました。
はじめに、そらべあ基金の理事・事務局長の下川からの挨拶では、そらべあ発電所がみんなの園の屋根に設置されたことや、
お天気とみんなの生活の関係についてなどをお話しました。そして、そらべあ兄弟がなぜ涙をながしているのかな?と問いかけました。
その理由がわかる紙芝居をみわ先生とゆか先生に読んでもらいました。
そして、そらべあ基金より、そらべあ兄弟が住む北極の氷がどのように変化してきたのか、また、その原因についてお話をしました。その後、そらべあクイズでおさらいをすると、みんな元気よく手をあげてクイズに参加してくれました。
続いて、ソニー生命の関様にもお手伝いいただき、ハンドルを回すと発電ができる道具を使って、自分たちの力で電気をつくり扇風機を回す実験を代表者計4名の子どもたちと行いました。
「面白かった」「でも、ずっと回していると疲れちゃう」という感想がでました。電気の大切さを少し感じ取ってもらえたら嬉しいです。
そして、協賛社である、ソニー生命 佐世保支社 岡部支社長より園児に向けて、園児のみなさんのご挨拶がとても素晴らしいことを褒めていただきました。また、そんな皆さんなら、ワークショップで学んだみんなにもできるエコアクション「使ってない電気は消す」「水を出しっぱなしにしない」などはしっかりできると思うので、地球温暖化を守るために一緒に頑張りましょうと呼びかけを行いました。
同社は「ご契約のしおり・約款」を従来は900ページを超える「冊子」で作成されていましたが、「CD-ROM版」(2020年12月をもって廃止)や「Web版」の選択を可能とすることで、紙の削減やCD-ROM版の原材料削減などを実施し、環境活動に取り組んでいます。その活動を通じて削減された印刷関連費用などの一部を本プロジェクトにご協賛いただいています。
ご挨拶の後、岡部支社長より同園の古川理事長へ記念プレートの贈呈を行いました。
その後、そらべあの紙芝居と絵本も贈呈いたしました。
記念品の贈呈後、園児の皆さんから感謝の言葉そして、お礼に「ぼくらのスマイル」をとても上手に合唱してくれました。
「どこかでだれかが泣いている、ぼくにできることがみつからないよ
でもきみが笑って気づいたんだ、ぼくももっと笑えばいい」
スマイルプロジェクトにぴったりの曲で、サビの部分では、可愛らしい振り付けと一緒に歌ってくれました。
そして、サプライズで、子どもたちからそらとべあへメッセージカードを、また、古川理事長より、園内で育てたというフウセンカズラの種を、ソニー生命と当基金へプレゼントとしていただきました。
最後に、同園の古川理事長よりご挨拶をしていただきました。
環境教育の難しさを感じながらも、大根やキュウリを育てたり、グリーンカーテンのためにフウセンカズラを育てたというお話をしていただきました。フウセンカズラは種もたくさんとれて、親御さんにも大好評だったそうです。
また、環境教育をどうするかを模索する中で、そらべあというキャラクターを通じた環境教育をしている当基金のことを知り、本プログラムに応募してくださり、「そらべあ発電所」の寄贈が決まった時は大喜びだったということもお話されていました。これからも今日のワークショップで学んだことを、園やご家庭でお話して、みんなで美しい地球という星を大事にしていきましょう、と締めくくっていただきました。
式典後は、みんなで集合写真撮影です。
そらべあ兄弟が再登場すると多くの園児が、カメラではなく、そらとべあの方についつい目が行ってしまうようでした。
そして、そらべあ兄弟とタッチをしてお別れの挨拶をしました。
年長さんの退出後、そらべあ兄弟が来ることを知っていた別のクラスの園児たちとの交流をしました。最終的に3つのクラスの子どもたちがそらべあ兄弟と遊んでくれました。
学校法人くりのみ学園 早岐くりのみ幼稚園の皆さま、ソニー生命保険株式会社の皆さま、ご関係者の皆さま、ご参加いただきありがとうございました。
そらべあ基金では本プロジェクトや環境教育を通じて、今後も地球環境保全活動を続けて参りますので、ご支援のほどよろしくお願いします。
第80基目寄贈園 長崎県佐世保市 早岐くりのみ幼稚園
第80基目ご協賛 ソニー生命保険株式会社