お知らせとレポート

そらべあ発電所、完成 ~大阪府大阪市:川口聖マリア幼稚園~

10月6日、大阪府大阪市にある「川口聖マリア幼稚園」で、52基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」の完成記念式典が行われました。
「第35回そらべあスマイルプロジェクト」は、株式会社Forchile協賛のもと実施されました。
式典には川口聖マリア幼稚園に通う園児さん77名と教職員の方々、そして保護者の方12名に参加いただきました。
そらべあ基金のシンボルキャラクターであるホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」も会場へ駆けつけました。
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そらべあの紙芝居では、地球温暖化によって氷が溶けてしまい、そらべあの兄弟がお母さんと離ればなれになってしまったストーリーを紹介し、子どもたちに普段の生活の中でできるエコアクションをクイズや発電体験を通じて学んでもらいました。
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クイズは節電や節水、ものを大切にすることと環境問題について学びました。
そして、子どもたちにお家や幼稚園で出来る3つの約束をしてもらいました。
①電気はつけっぱなしにしない
②水道は出しっぱなしにしない
③ものは大切にする
特に「③ものを大切にする」は、実際に幼稚園にあるおもちゃを使って解説しました。
園さんに用意してもらったのは「園にある一番古いおもちゃ」と「園にある一番新しいおもちゃ」。
古いおもちゃは、なんと50年前から使っている木製のおままごとセット!
新しいおもちゃは、1年ほど前から遊び始めたビニール製のブロックでした。
子どもたちにどちらも遊んだことがあるか訊ねると全員が手を挙げるほど、日頃から慣れ親しんでいるおもちゃのようでした。
50年前から川口聖マリア幼稚園で遊ばれてきたおままごとセット。
もしかすると、園児のおじいちゃんやおばあちゃんが遊んでいてもおかしくはありません。
そう言うと、子どもたちは驚いている子もいれば、不思議そうにおもちゃを眺めている子もいました。
「みんなが大切に遊んでくれたら、新しいブロックのおもちゃも、みんなよりも小さなこれから生まれてくるお友達も遊ぶことができるよ。だから大切に遊んでね」と話すと、子どもたちは元気よく返事をしてくれて、約束をしてくれました。
そして、手回し発電による電気をつくる体験を通じて、エネルギーに関心を持ってもらうワークショップも行いました。
ここでは今回そらべあ発電所寄贈にご協力をいただいたフォーチルの社員の方にもお手伝いしていただきました。
体験した子どもたちは全力でハンドルを回し、周りの子どもたちはそれを一生懸命に応援していました。
フォーチルを代表して、三野様からご挨拶を頂戴し、スマイルプロジェクトにご賛同いただいた経緯や、未来を担う子どもたちのために今大人たちがするべき問題解決などについてお話しいただきました。
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記念プレート、家庭用蓄電池、そらべあ絵本の贈呈の後、子どもたちから寄贈の御礼として、「世界中のこどもたちが」の歌をプレゼントしていただきました。
元気いっぱいの歌声に、スタッフはとても感動しました。
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園長の諌山様から今回の寄贈への御礼のお言葉をいただきました。
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川口聖マリア幼稚園では、園庭一面の芝生の上で子どもたちが裸足になって遊ぶそうで、そこから屋根の上にある太陽光パネルを見ることができます。
「芝生の上に寝転んだ時にこのパネルを見て、いろんなものを大事にすることを思い出してほしい」とメッセージをいただきました。
最後に太陽光パネルといっしょに記念撮影をして、式典は無事に終了しました。
川口聖マリア幼稚園の皆さん、株式会社Forchileの皆さん、ご参加いただいたご関係者の皆さん、ありがとうございました。
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