お知らせとレポート
そらべあ発電所、完成 ~愛知県豊橋市:仔羊幼稚園~
10月27日、愛知県豊橋市にある「仔羊幼稚園」で、53基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」の完成記念式典が行われました。
「第36回そらべあスマイルプロジェクト」は、ソニー損害保険株式会社(以下、ソニー損保)協賛のもと実施されました。
式典には仔羊幼稚園に通う園児さん183名と教職員の方々、そして保護者の方々に参加いただきました。
そらべあ基金のシンボルキャラクターであるホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」も会場へ駆けつけました。
この日は美しいバイオリンの音色から式典がスタートしました。
まずそらべあ基金理事の青木より、ごあいさつとそらべあの紹介をさせていただきました。
そらべあの紙芝居では、地球温暖化によって氷が溶けてしまい、そらべあの兄弟がお母さんと離ればなれになってしまったストーリーを紹介し、子どもたちに普段の生活の中でできるエコアクションをクイズや発電体験を通じて学んでもらいました。
クイズは節電や節水、ものを大切にすることと環境問題について学びました。
環境問題は子どもたちには少しむずかしいので、身近な問題として感じ取ってもらえるように、日頃の節電や節水に話を紐づけしてお話をしました。
そして、子どもたちにお家や幼稚園で出来る3つの約束をしてもらいました。
①電気はつけっぱなしにしない
②水道は出しっぱなしにしない
③ものは大切にする
特に「③ものを大切にする」は、実際に幼稚園にあるものを使って解説しました。
そのあるものとは、開園当時から使っているという「木製の机と椅子」です。
仔羊幼稚園が開園したのは今から62年前。
机と椅子はその頃からずっと使っていて、在園している園児はもちろん、卒園生も全員が使っているそう。
「みんなのおじいちゃんやおばあちゃんも、もしかしたら使っていたかもしれないね」と話しすると、不思議そうな顔をする園児たちも。
「おじいちゃんやおばあちゃんたちみんなが大切に遊んでくれたから、みんなもこの机と椅子を使うことができています。みんなよりも小さなお友達も使えるように、みんなも大切に使ってください。」と話すと、子どもたちは元気よく返事をしてくれて、約束をしてくれました。
そして、手回し発電による電気をつくる体験を通じて、エネルギーに関心を持ってもらうワークショップも行いました。
ここでは今回そらべあ発電所寄贈にご協力をいただいたソニー損保の社員の方にもお手伝いしていただきました。
体験した子どもたちは全力でハンドルを回し、扇風機とスマートフォンの充電を体験しました。
周りの子どもたちは一生懸命にそれを応援していました。
その後、ソニー損保を代表して、経営企画部 広報課の小原様からご挨拶を頂戴し、スマイルプロジェクトにご賛同いただいた経緯や、未来を担う子どもたちのために今大人たちがするべき問題解決などについてお話しいただきました。
記念プレート、家庭用蓄電池、そらべあ絵本の贈呈の後、子どもたちから寄贈の御礼として、元気いっぱいの歌をプレゼントしていただきました。
園長の上里様から今回の寄贈への御礼のお言葉をいただきました。
仔羊幼稚園では、園庭を元気いっぱいに駆け回る子どもたちがとても印象的でした。
同園でおもしろい取り組みと言えば、園内ならなんと上半身裸になってもOKということ!
例年の10月下旬に比べて穏やかな気候とはいえ、裸は寒いのでは・・・と思っていましたが、あんなに元気いっぱい、全力で駆け回っていれば寒さなんてへっちゃらですね!
お友達といっしょに生き生きと遊んでいる子どもたちを見ていると、なんだかとても元気な気持ちになりました。
(見ていたらいつの間にか手を引かれて気づいたらダンスの輪の中に紛れ込んでいました。笑)
仔羊幼稚園の皆さん、ソニー損害保険株式会社の皆さん、ご参加いただいたご関係者の皆さん、ありがとうございました。