お知らせとレポート
2023年度「そらべあちゃんの日」レポート
~ソーラーちょうちんでキャンプを楽しもう~
京都府宇治市の ひいらぎこども園 から、2023年度「そらべあちゃんの日」、ソーラーちょうちん活動の実践報告が届きました。
ひいらぎこども園(以下、同園)では、今年5月上旬から【ソーラーちょうちんでキャンプを楽しもう】をテーマに、年長児2クラス合計41名の子どもたちと、こんな活動に取り組んでくれました。
パートⅠ ひかり遊び/影絵遊び/ひかりの反射/ひかりの色は何色?クイズ
はじめに、子どもたちが太陽光に関心を寄せられるよう、遊び活動を5月上旬からスタート。OHPや懐中電灯の光源を活用して影絵にしたり、セロファンで色を使ったりする影遊びをしました。さらに、太陽光がラミネート板を通して、床や天井に反射していることもみんなで発見!クイズ「太陽の光は何色?」にも取り組み、太陽の光は「赤」や「黄」という概念を揺さぶって「虹色」であることも学びました。
園外保育で紫陽花を虫眼鏡で観察していた子が、虫眼鏡越しに地面に移った太陽光が “確かに虹色” に見えたことを発見。「ひかりは虹色」を、みんなで確かめました。
パートⅡ ソーラーちょうちんをみんなでつくろう
6月上旬になりました。ひかり遊びで太陽光に関心を持った子どもたち。太陽光を電気の力に変える太陽光パネルに興味津々です。パネルを太陽に当てて充電させました。先生から作り方を聞いてから、自分の好きな柄の紙を使ってあっという間に組立てました。また、要領がわからない子には、教え合う姿も。完成したちょうちんを暗い所に持って行っては、明かりが灯ることを楽しそうに確認していました。
パートⅢ ソーラーちょうちんでキャンプをたのしもう
6月下旬、年長組は宿泊体験のイベント。宇治市内の山にある施設で川遊び等の自然に触れる遊びを楽しんだ後、園に戻ってから簡単な調理やお風呂体験と、親から離れて過ごす宿泊体験は園児たちが大きく成長する行事になっています。
今年は、ソーラーちょうちんを活用する夜のイベントも加わり、ちょうちんを持って園庭を散策して幻想的なムードをみんなで楽しみ、暗闇での明かりの大切さや美しさを共感するひと時となりました。
パートⅣ ソーラーちょうんをかざろう
9月中旬に「そらべあ発電所」寄贈記念式を行いました。みんなでつくったソーラーちょうちんを家に持ち帰る前に園の玄関付近に展示して、保護者に園の取り組みを啓発したり園便りで紹介したりして、園の環境教育の一端をご紹介しました。たいようっておもしろい!と発見した事柄をまとめて寄贈記念式典にて展示しました。
自宅に太陽光パネルを設置している家庭もあって年長園児の太陽光発電への興味関心がさらに高まったそうです。職員室前のモニターを確認しながら、地球温暖化防止への関心を持続させるよう、取り組みを継続しています。
「そら」と「べあ」が同園にやってきたインパクトは子どもたちには大きかったようです。歌やソーラーちょうちんの制作と合わせて、太陽光発電の思い出となってTVのCMを見たりすると、当日のことと重なり家庭でも話題になったと聞いています。
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活動や式典での体験を素敵な絵に描いてくれた園児さんの作品(上:ひまわりの散歩 下:そらとべあのおはなし)を、お届けいただきました。
2作品は全国教育美術展 個人賞 特選を受賞されました。
太陽から虹色のおひさまパワーを燦々とうけて大きく成長したひまわりで遊ぶみんな。
虹のひかりに包まれ地球とおひさまと「そら」と「べあ」とみんなが、一緒に仲良く手をつないでいます。
いつか、お母さんと会える日がきっとくるよね。応援してくれてありがとう。
ソーラーちょうちん活動のご報告、ありがとうございました。
そらべあ基金では、全国の幼稚園・保育園・こども園などに、おひさまの力で電気をつくる太陽光発電設備「そらべあ発電所」を寄贈する「そらべあスマイルプロジェクト」を実施しています。
地球の気候変動による様々な災害は世界中に発生しており、大きな社会課題となっています。そらべあ基金は再生可能エネルギーの普及啓発活動を通じて、地球規模の環境課題への解決に向けて活動しています。
「そらべあちゃんの日」は、そらべあスマイルプロジェクトの寄贈園における環境教育活動をさらに推進するため、2021年度から導入したプログラムです。各園の実践報告はそらべあスマイルプロジェクト そらべあちゃんの日の活動例 プログラム紹介にある参加園の実施報告書(PDF)または、次のリンク お天気しらべ 活動 ソーラーちょうちん活動から、全国さまざまな園の実践活動報告がご覧いただけます。
ぜひ応援してください!