お知らせとレポート
61基目のそらべあ発電所が完成 ~京都府京都市 稲荷砂川保育園~
2017年12月19日(火)、京都府京都市にある「稲荷砂川保育園」に61基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」が完成し、その寄贈記念式典が行われました。
稲荷砂川保育園は、京都議定書をもとに京都市が定めた「京都こども議定書」を玄関に掲げ、在園児、そのご家族や来園者に環境保護活動の協力を促すなど、環境教育に対する意識が非常に高い保育園です。
同園は、2017年3月まで市営の保育所(旧名称:「京都市砂川保育所」)でしたが、2017年4月より、隣接エリアで「稲荷保育園」を運営する社会福祉法人稲荷保育園へ移管され、「稲荷砂川保育園」として再スタートしたところだそうです。
今回の応募の動機を園長先生に伺うと、環境教育という目的とともに、もう一つの目的がありました。「稲荷砂川保育園」の運営に関わるようになってから、園児数が約2倍いる「稲荷保育園」と同じくらい電力が使用されていることがわかり、何とか節約できないかと考えていたところに、そらべあ発電所寄贈の募集を知り、早速応募したとのこと。今回の寄贈がどちらの目的にもお役に立てればうれしいです。
屋上に設置された「そらべあ発電所」
式典には「稲荷砂川保育園」に通う3~5歳児53名と先生方、そして、今回協賛してくださったソニー損害保険株式会社の皆さま、京都市の関係者にもご出席いただきました。また、テレビ局や新聞社などマスコミ各社も集まってくださいました。
はじめにそらべあ基金理事の青木より、お母さんを探す旅の途中で、稲荷砂川保育園を訪れた「そら」と「べあ」が涙を流している理由や、今、北極の氷がとけて大変なことになっているというお話があり、続いて、保育園の坂口先生と小川先生からそらべあ紙芝居の読み聞かせをしていただきました。
紙芝居の後は、「そら」と「べあ」がまたお母さんと一緒に暮らせるようになるために、みんなができることは何だろう?ということを、クイズや手回し発電体験を通じて楽しく学び、考えていきます。
手回し発電を体験した園児は、電気が自分たちの手で作れることに驚きつつ「電気を作るのって疲れて大変だ」と感想を語ってくれました。
その後、今回の協賛企業であるソニー損害保険株式会社・経営企画部 広報課長の小原様がご挨拶され、前川喜美代園長に記念プレートが贈呈されました。
そらべあ基金理事の青木からは、坂口先生に紙芝居を贈呈。
なお、今回から、寄贈園に紙芝居も併せてプレゼントすることになりました。この紙芝居をずっと読み継いでもらうことで、寄贈式典に出席していない子や、これから入園してくる子どもたちにも「そらべあ」のストーリーを通じて、地球環境が大きく変わってきていることや、「そらべあ発電所」が園の屋上で電気を作ってくれていることを知ってもらい、一緒に地球温暖化について考え、行動できる人になってもらいたいという願いが込められています。
この紙芝居作成にあたっては、子どもたちに伝わるものにするために、稲荷砂川保育園の先生方にたくさんの貴重なご意見をいただきました。お忙しい中、本当にありがとうございました。
これまで寄贈してきた60園にも、これから順次お届けしていきますのでお待ちくださいね。
「そら」と「べあ」からは、園児の代表にそらべあ絵本がプレゼントされました。
続いて、園児たちが大きな声でお礼の歌を歌ってくれて、「そら」と「べあ」たちも大いに勇気づけられました。
京都市・子ども若者はぐくみ局の丹野様からのご挨拶の後、稲荷保育園理事長の前川覚様からは、太陽光発電という画期的な発明が地球環境問題を解決してくれる一つの方法になったように、ここにいる子どもたちの中からも、このような大発明をしてくれる人が出てくれたら嬉しい、という激励の言葉で式典を締めくくっていただきました。
その後は、「そら」と「べあ」との記念撮影とふれあいタイム!
「べあ」は滑り台に初挑戦!
お天気にも恵まれた素敵な寄贈式典になりました。「稲荷砂川保育園」のみなさま、ソニー損害保険株式会社のみなさま、関係者のみなさま、どうもありがとうございました。
最後に、保育園から後日保護者の皆さま宛てに、今回のそらべあ発電所寄贈式典についてのご報告書を配布していただきましたので、ご紹介させていただきます。
【リンク】
ソニー損害保険株式会社様HPでも当日の模様や園長先生インタビューが掲載されています。