お知らせとレポート

91基目のそらべあ発電所が完成
~熊本県熊本市 第二幼稚園~

そらべあ基金は、第91基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」を学校法人 第一学園 第二幼稚園(熊本県熊本市)に寄贈しました。今回のそらべあスマイルプロジェクトは、ソニー損害保険株式会社(以下「ソニー損保」)の協賛により実施しました。

2024年7月17日、「そらべあ発電所」の完成をお祝いする寄贈記念式典を第二幼稚園(以下「同園」)にて開催。園庭からはクマゼミの大合唱が聞こえ、34℃を超える真夏日となりました。

 

第二幼稚園の園舎

夏空色の屋根に設置された そらべあ発電所

 

式典には、第二幼稚園に通う年中・年長児85名と先生方、関係者や熊本市立幼稚園 認定こども園協会のご来賓、さらに熊本市出身の「そらべあ」デザイナー Shinzi Katoh(加藤 真治)先生方にもご参加いただきました。

小野副園長による開会のご挨拶

ご来賓に向き合ってご挨拶する園児たち

桝田先生と浦川先生による「そらべあ」紙芝居

しっかり椅子に腰かけて話をきく園児

 

そらべあ基金の青木理事は、同園の寄贈にあたりお祝いを述べ「地球をこれ以上暖かくしないよう太陽の光でつくる電気は大切であり、熊本地震の経験から災害時も役立ててほしい」と園児の皆さんに伝えました。

青木理事の挨拶

 

そらべあワークショップでは、「そらべあ」が暮らす北極の変化を伝え「『地球温暖化』ってどういうことだろう?解決に向けて世界中のみんなが考えないといけないよね」と、クイズやお話で伝えました。

北極の氷が溶けているって知っていた?

みんなの手がいっぱい挙がりました!

 

続いて手回し発電実験に挑戦。壇上には園児を代表して2名ずつ2組の園児さんに協力してもらいました。ハンドルを回し始めると会場のお友達から「がんばれ~!」と大声援!しばらくすると扇風機がビューンと回転して風が吹き実験は大成功!

実験をお手伝いいただいたソニー損保 熊本コンタクトセンターの大塚さん、中沢さんから園児さんにインタビューしてもらうと「楽しかった!」「ちょっと大変だった」と恥ずかしそうに答えてくれました。頑張ってくれてどうもありがとう!

電気にも色々な作り方があることや、園舎の屋根に「そらべあ発電所」ができたこと、太陽の光で電気をつくることができること、自然エネルギーを上手に使ってほしいことなどを、実験を通じてお話しました。

実験スタート!「がんばれー!!」の大声援

「感想をきかせて?」園児さんへインタビュー

 

ソニー損保 経営管理部の小原様から「エネルギーを大切に、使っていない部屋の電気を消しましょう。物を大切に長く使うこと、みんなでできることをしていきましょう。」とご挨拶がありました。園のみんなが協力して頑張ってくれることを願っています。

ソニー損保 小原様のご挨拶

ソニー損保中野部長(右)から伊藤園長(左)へ記念プレート贈呈

そらべあ基金 青木理事(右)から伊藤園長(左)へ紙芝居贈呈

 

ソニー損保には、2009年から環境保全につながる取り組みとしてこのプロジェクトをサポートしていただいています。
同社の自動車保険は「保険料は走る分だけ」を特長としており、契約者が契約時に想定した年間走行距離よりも少なかった場合、同社はこれを「環境に配慮したドライブ」として、差額の総計をもとに定めた額を本プロジェクトに寄付していただいています。同社による「そらべあ発電所」の寄贈は、累計で37 基目となりました。ありがとうございます。

 

寄贈の記念品として全ての園児さんに絵本『そらべあ』を、また園には特別ゲストのShinzi Katoh(加藤 真治)先生からサイン入り絵本『そらべあはじめてのだいぼうけん』をプレゼント。「そら」「べあ」と加藤先生から園児の代表者3名へ絵本を贈呈しました。

そらべあデザイナーShinzi Katoh先生と共に

 

お礼に歌が大好きな子どもたちから合唱のプレゼント。
年長組が舞台に上がると、ベートーベン作曲「交響曲第9番 第4楽章 歓喜の歌」のピアノ伴奏が始まりました。
「 は・れ・た・る・あおぞら~♬」第一声からぴったりと息の合った歌い出し。2番は「フロイ・デ・シュー・ネル ゲッテルフンケン~♬」とドイツ語の歌詞で歌い上げ、会場からは「お~!!」と大人の歓声が上がりました。

子どもたちの素敵な歌声で、「そら」と「べあ」はお母さんを探す旅を続ける勇気と元気を得たことでしょう。

年長組による「歓喜の歌」

歌声が響くホール

 

 

みんなの声が大迫力

第二幼稚園 園歌を年長年中児で合唱

 

同園では、地球環境について子どもたち自身が「調べてみる・考えてみる・話し合ってみる・発信してみる」活動と、それをサポートする仕組みや環境を整えています。また熊本地震(平成28年)で同園は緊急避難所を開設した経験から、今後は太陽光発電設備を整備し環境教育と地域防災に役立てたい、との思いが実を結び本寄贈となりました。

伊藤園長から、「みんなは今日、いろいろなお話を聞きました。なんでだろう?と調べたり、考えたり、アイデアを出し合い話し合いながら頑張ってほしいと思います。みんなのこれからの実践を楽しみにしています。がんばってね!」と園児さんにお話されると「はい!」と元気なお返事がありました。

副園長の小野先生は「先生は地球も泣いていると思います。みんなで頑張りましょう!」と、そらべあの涙と地球の涙を重ねてご挨拶をまとめていただき閉会しました。

伊藤園長からご挨拶

そらべあの涙  みんなで止めようね

 

学校法人第一学園 第二幼稚園の皆さま、ソニー損保の皆さま、ご来賓の皆さま、本式典にご協力いただいたすべての皆さまに御礼申し上げます。そらべあ基金では、そらべあスマイルプロジェクトや環境教育を通じて地球環境保全活動の実現に向けて取り組んでまいります。

第91基目寄贈園 第二幼稚園

第91基目ご協賛 ソニー損害保険株式会社 幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム