お知らせとレポート

2024年度「そらべあちゃんの日」緑のカーテン
~植物の持つ特性に触れる~

京都府京田辺市の みんなのき三山木こども園(https://www.solarbear.jp/news/smileproject/3848/)から、2024年度「そらべあちゃんの日」、緑のカーテン活動の中間レポートが届きましたのでご紹介します。

みんなのき三山木こども園では、綿花を育てて綿を収穫し糸に紡いだり、藍を育てて衣服を染めたり、日頃から自然物にふれ、子どもたちが五感で「衣食住」を体験できるような取り組みをされています。

今年は、園に通う3~5歳児 75名の子どもたちと【植物の持つ特性に触れる】をテーマに、「緑のカーテン活動」を環境教育の活動として実施しています。

 


 

<はじめに>
4月中旬、園に「そらべあ」が来てくれたことを子どもたちと思い出しながらお話すると「泣いていた」「氷が溶けるから」「暑いから」など、そらべあが泣いているわけを話す子どもたち。どうしたらいいかを話し合うと「冷たくすればいい」ということに。

そこでゴーヤを育て、夏を涼しく過ごせる緑のカーテンづくりを始めました。

<土づくり・苗植え>
土や肥料を見せると、両手を使って丁寧にプランターに移して苗を植えた後「なんか匂いがする」と手を鼻に近づけていました。「水あげよう」と積極的に水やりする子どもたちです。

 

<大きくなってきた!あかちゃんいる!>
5月になりました。伸びてきたゴーヤをじっくりと観察する子どもたち。葉っぱを見て「大きなカエデの葉っぱみたい」と形に興味を持ったり、ゴーヤの間から顔を出し「カーテンになってきたな」と嬉しそうに話したりする姿がありました。

6月中旬、水やりの時に「ゴーヤのあかちゃんできてる」「こっちにもあるで」と見つけて教えてくれました。6月下旬には、ゴーヤの花をたくさん集めて水の中で「ぎゅっぎゅ」と絞り、草木染めを楽しみました。

 

<ゴーヤの色が違う!?>
7月下旬、成長を楽しみにしていた子どもたちは、ゴーヤができるとすぐに教えてくれました。食べ方を相談し醤油味で食べることに。ゴーヤをゆがいて醤油をつけると「にがい」「にがいけどおいしい」「おいしい」など色々な感想がありました。

8月に入るとオレンジ色のゴーヤを見つけて「せんせい、おれんじになってる!」と驚いた様子の子どもたち。中の種を触ってみたり匂いを嗅いでみたりしました。7月下旬にゆがいたときには苦みを感じた子どもも揚げたゴーヤは食べやすいようで、おかわりしていました。

 


 

みんなのき三山木こども園は緑のカーテンを育てる活動を通じて、「そらべあ物語」の紙芝居を使って「地球温暖化」の環境問題を考えるきっかけづくりや、ゴーヤの成長を観察して収穫や調理し、ゴーヤの苦味・うまみを味わい五感をフル活用するなど、ユニークな視点でエコアクションを実践されている様子がわかりました。

ご報告、ありがとうございました。

 

そらべあ基金では、全国の幼稚園・保育園・こども園などに、おひさまの力で電気をつくる太陽光発電設備「そらべあ発電所」を寄贈する「そらべあスマイルプロジェクト」を実施しています。

気候変動による様々な災害は世界中で発生し大きな社会課題となっています。そらべあ基金は再生可能エネルギーの普及啓発活動を通じて、地球規模の環境課題への解決に向けて活動しています。

「そらべあちゃんの日」は、そらべあスマイルプロジェクトの寄贈園における環境教育活動をさらに推進するため2021年度から導入したプログラムです。全国の幼稚園・保育園・こども園などで、小さな子どもたちが楽しみながらエコアクションに取り組んでいます。各園の実践報告は「そらべあスマイルプロジェクト」の「そらべあちゃんの日」から、参加園の実施報告書(PDF)をご覧いただけます。

これからもぜひ応援してください!