お知らせとレポート

93基目のそらべあ発電所が完成
~宮城県仙台市 めるへんの森幼稚園~

宮城県仙台市にある学校法人支倉学園 めるへんの森幼稚園にて第93基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」が完成し、2025年1月21日に寄贈記念式典を開催しましたのでその様子をご報告します。

今回の「そらべあ発電所」はソニー生命保険株式会社(以下「ソニー生命」)の協賛による設置で、同社からの寄贈は23基目(※1)となりました。

めるへんの森幼稚園 外観

 

めるへんの森幼稚園の屋根に設置された「そらべあ発電所」

 

めるへんの森幼稚園は、子ども達が自然の恵みを肌で感じ、発見し、驚き、感動することができる教育活動を計画的に取り入れ、無心にとことん「あそぶ」ことで命の根っこを育てている園です。本プロジェクトの選考では、園の活動が社会課題を意識し、取り組みの背景をしっかり捉え、子どものみならず保護者の意識変革も狙い、工夫されている様子が伝わってきました。また、「そらべあ発電所」設置後の計画として、自然エネルギーの利用だけではなく、子ども達がガスや火を使わなくても自然の力で電気ができることを知り、自然エネルギーに興味を持つきっかけを作る活動案が記載されており、今後の展開に期待できることから、寄贈先として選定しました。

式典にはめるへんの森幼稚園に通う年少から年長さんまでの219名と先生方、またご来賓の方々がご出席してくださいました。テレビ局2社にも取材にきていただきました。

式典が始まると、さっそく司会の古川先生の合図で、みんなで「そらくん」と「べあくん」を呼ぶと、大きな声にこたえて「そら」と「べあ」が登場し、子ども達は大喜びでした。

古川先生の司会で式典が開始

 

そらべあが北極からやってきたよ!

 

続いて、当基金 理事の吉田より、みんなの住む地球が大変なことにならないように、太陽の力で電気が作れる「そらべあ発電所」をプレゼントしたこと、これからはお天気と発電の関係などに興味を持って調べてみてほしい、また今日これから楽しいクイズや実験があるので一緒に学んで、みんなにも地球のためにできることを頑張ってほしい、ということなどをお話しました。

そらべあ基金理事 吉田のご挨拶

 

次はそらべあワークショップです。まず小川先生と吾孫子先生に、北極の氷が溶けてお母さんと離ればなれになってしまって泣いている「そらべあ」の物語を紙芝居で読んでもらいました。

「そらべあ」紙芝居

 

その後、当基金スタッフから「地球温暖化」ってどうして起きているの?まだ子どもの自分たちにも関係あるのかな?などについて、クイズやお話で伝えました。

クイズで正解した子は大喜びでした!

 

続いて、電気は色々な方法で作れることを体感してもらうために、手回し発電実験に挑戦してもらいました。みんな力いっぱいハンドルを回してくれて、扇風機からは力強く風が吹きました!お手伝いいただいたソニー生命の住吉さんから園児さんにインタビューしてもらうと「楽しかった!」や「ちょっと疲れる」などの感想がでました。実験に参加してくれたみんな、どうもありがとう!

「がんばれー!!」の大声援を受けながら回してくれました!

 

現在の日本の電気は火力で作る割合が最も多くなっていますが、手回し発電実験を通じて、電気は色々な方法でつくれる、ということがわってもらえたと思います。手回し以外にも、太陽、風、水、地熱など、自然の力を活用すればCO2を出さずに電気を作ることができます。地球温暖化がこれ以上進まないように、このような「自然エネルギー」がもっと増えることが大切だということを伝えました。

また、子ども達にもできることとして、電気を無駄遣いしないこともとても大事なので、クイズで話した「早寝早起き」や「電気のつけっぱなしをしない」などのエコアクションをおさらいしてワークショップを終了しました。

次に、ソニー生命 仙台ライフプランナーセンター第3支社 支社長の大谷様から「そら君とべあ君が早くお母さんに会えるように、みんなの幼稚園に「そらべあ発電所」をプレゼントすることができました。みんなも電気の無駄遣いなどに気を付けたりすることで協力してくださいね」と園児さんにお話いただきました。

ソニー生命 大谷様のご挨拶

 

ソニー生命は「ご契約のしおり・約款」を従来は900ページを超える「冊子」で作成されていましたが、「CD-ROM版」(2020年12月をもって廃止)や「Web版」の選択を可能とすることで、紙の削減やCD-ROM版の原材料削減などを実施し、環境活動に取り組んでいます。その活動を通じて削減された印刷関連費用などの一部を本プロジェクトにご協賛いただいています。どうもありがとうございます。

続いて、記念プレート、紙芝居を園に贈呈しました。

ソニー生命 大谷様(左)から伊勢園長(右)へ記念プレート贈呈

 

そらべあ基金 吉田理事(左)から伊勢園長(右)へ紙芝居贈呈

 

最後にそらべあより園児さんへ「そらべあ絵本」のプレゼントです。

在園児さん全員分をプレゼントしました。おうちでも読んでね!

 

次に、年長児さんが舞台に上がり、「地球はみんなのものなんだ」という歌を上手に歌ってくれました。

素敵な歌をありがとう!

歌詞の通り、動物も植物も、私たち人間も、みんな同じ地球に生きている仲間だということを体感しながら育っていってほしいと思います。

最後に、伊勢園長よりご挨拶をいただき閉会となりました。

―(抜粋)――――――――――――――――――――
この度はありがとうございました。
「そらべあ発電所」の仲間に加えてもらえたことを光栄に思います。
園では、子ども達の興味関心の芽を育てていくことという教育の柱から、自然にかかわる教育活動を積極的に行ってきました。例えば、食べた柑橘類の種をポットに植えて育て、アゲハチョウが卵を産みに来る環境づくりをし、命の循環を間近に感じる活動や、隣接する公園のどんぐりを拾ってきて育て、森に返す取り組みを地域のボランティアの方と取り組んできました。
未来を担う子ども達が、小さなうちから環境問題に感心を持ち、今、自分たちにできる小さなことから取り組んでいけるような環境教育を続けて参りたいと思っています。これからも頑張ります。
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伊勢園長からご挨拶

 

閉会後に記念撮影し、子ども達はそらべあ達とタッチしてお別れしました。

年長さん

 

年中さん

 

年少さん・満3歳さん

 

またね~!

 

ぎゅーっと抱きしめてくれました

 

尚、めるへんの森幼稚園での寄贈記念式典の様子を、下記のテレビ局に取材していただき、ニュース番組でご紹介いただきました。

・kbh東日本放送:
https://www.youtube.com/watch?v=LLf76h6xXR0(約1分30秒)

・仙台放送:
https://www.youtube.com/watch?v=aDS2IRpOmEc(約1分20秒)

 

めるへんの森幼稚園の皆さま、ソニー生命の皆さま、ご来賓の皆さま、本式典にご協力いただいたすべての皆さまに御礼申し上げます。そらべあ基金では、これからもそらべあスマイルプロジェクトや環境教育を通じて地球環境保全活動の実現に向けて取り組んでまいります。

 

※1

2025年1月末現在、全国に設置されているそらべあ発電所は95基、そのうち、ソニー生命の協賛による寄贈は24基です。ソニー生命の協賛による24基目の「そらべあ発電所」寄贈記念式典は2025年1月31日に開催しました。