お知らせとレポート
94基目のそらべあ発電所が完成
~奈良県奈良市 富雄藍咲学園~
奈良県奈良市にある社会福祉法人楽慈会 公私連携幼保連携型認定こども園 富雄藍咲学園にて第94基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」が完成し、2025年1月31日に寄贈記念式典を開催しましたのでその様子をご報告します。
今回の「そらべあ発電所」はソニー生命保険株式会社(以下「ソニー生命」)の協賛による設置で、同社からの寄贈は24基目となりました。

富雄藍咲学園の屋根に設置された「そらべあ発電所」

発電モニターとそらべあカレンダー
<富雄藍咲学園が選定された理由>
「おもしろいことみつけた!の先にある保育者のかかわり」に視点をあて、地域とともに子どもたちが育つ中で、心揺さぶられる感動体験を重ねられるよう、日々の保育教育を行っています。保育室軒下のツバメの巣作りを子ども達と観察し、巣作りと太陽光との関係に興味関心を深めた経験から、寄贈によって、太陽光の不思議さや自然エネルギーに関する探求、環境を守っていくことの大切さを感じる活動につなげる意欲を感じました。教育大学付属園と研修協定を結ぶなど、職員間の研修交流や見学などにも積極的に取り組まれており、今後、自然エネルギーに目を向けた保育者のかかわり方の進展に期待して選定しました。
<式典の様子>
式典には富雄藍咲学園に通う4歳児・5歳児の計121名の園児さんと先生方、またご来賓の方々、協賛のソニー生命の皆さまにご出席いただきました。
富雄藍咲学園を運営されている楽慈会グループの本部長 生駒様の司会で進行いただきました。生駒様の合図で、さっそくみんなで「そら」と「べあ」を大きな声で呼ぶと、それに応えてそらべあが登場し、子ども達は大喜びでした。

「そら」と「べあ」が北極からやってきたよ!
「太陽の力で電気を作る『そらべあ発電所』をみんなの園にプレゼントしました。みんなは『ツバメの巣作りの観察』を通じて『太陽』に興味を持ってくれたと聞きました。太陽は、花や野菜、そして私たちの食べ物や命にも色々な恵みをもたらしてくれるすごいパワーをもっています。これからはお天気と発電の関係にも興味を持って観察してみてほしいです。また今日これから楽しいクイズや実験があるので一緒に学んで、地球のためにできることを頑張ってほしいです。」とご挨拶しました。

そらべあ基金理事 村上のご挨拶
次は、そらべあワークショップです。まず式地先生と高畠先生に、北極の氷が溶けてお母さんと離ればなれになってしまい泣いている「そらべあ物語」を紙芝居で読んでもらいました。

「そらべあ」紙芝居
その後、当基金スタッフからどうして「地球温暖化」が起きているのかを説明し、子どもにもできることがあるのかなど、クイズやお話で伝えました。

クイズで正解した子は大喜びでした!
続いて、電気は色々な方法で作れることを体感してもらうために、園児代表の4名に手回し発電実験に挑戦してもらいました。みんな頑張ってハンドルを回し、自分が作った電気で扇風機を回すことができました。お手伝いいただいたソニー生命の住吉さんから園児さんにインタビューしてもらうと「楽しかった!」という感想でした。実験に参加してくれたみんな、どうもありがとう!

「がんばれー!!」の大声援を受けながら回してくれました!

実験後に感想をインタビュー
発電実験は楽しかったようですが、ずっと回し続けなければいけなかったら大変ですよね。
手回し以外にも、太陽、風、水、地熱など、自然の力を活用すればCO2を出さずに電気を作ることができるので、地球温暖化を防ぐためには「自然エネルギー」をもっと増やすことが大切だと伝えました。また、みんなにもできるエコアクション「早寝早起き」「電気のつけっぱなしをしない」「お水や物を大事にする」などをおさらいしてワークショップを終了しました。
次に、ソニー生命 大阪中央ライフプランナーセンター第6支社 支社長の島袋様からのご挨拶では、
「そら君とべあ君が早くお母さんに会えるように、みんなの幼稚園に『そらべあ発電所』をプレゼントすることができました。みんなも電気の無駄遣いなどに気を付けたり、おうちでも家族の人がつけっぱなしにしていたら注意してあげてくださいね」と園児さんにお話いただきました。

ソニー生命 島袋様のご挨拶
ソニー生命は「ご契約のしおり・約款」を従来は900ページを超える「冊子」で作成されていましたが、「CD-ROM版」(2020年12月をもって廃止)や「Web版」の選択を可能とすることで、紙の削減やCD-ROM版の原材料削減などを実施し、環境活動に取り組んでいます。その活動を通じて削減された印刷関連費用などの一部を本プロジェクトにご協賛いただいています。どうもありがとうございます。
続いて、記念プレート、紙芝居を園に贈呈しました。

ソニー生命 島袋様(左)から富雄藍咲学園 森山様(右)へ記念プレート贈呈

そらべあ基金 村上より(左)から富雄藍咲学園 森山様(右)へ紙芝居贈呈
最後にそらべあより園児さんへ「そらべあ絵本」のプレゼントです。

在園児さん全員分をプレゼントしました。おうちでも読んでね!
そして、今度は園児さんたちからのお礼として、歌とダンスを披露していただきました。
4歳児さんが舞台に上がり、雨上がり、虹、お日様などの色々なお天気の様子が表現されている素敵な歌「虹の向こうに」を手話に合わせて上手に歌ってくれました。

歌「虹の向こうに」
5歳児さんは、会場に広がり、「あいのしるし」の曲に合わせて、元気にダンスを踊ってくれました。

ダンス「あいのしるし」
みんなの歌とダンスでそらとべあも元気が出たみたいです。ありがとう!
最後に、園より、森山理事長と奥野園長よりご挨拶をいただきました。
〇森山理事長
「最近、農家さんや漁師さんとお話する機会があり、皆さま、地球温暖化が、農作物や魚に与える影響がどれほど大きなものかを危惧されていました。一人一人になにができるか、こども園として、未来を担っていく子ども達に、環境保全や地球を守るということをいかにわかりやすく伝えていけるか、考える機会を作ることができるかが、とても大事なことだと考えています。
子ども達には、ここで学んだ事、感じたことを家で話す事により、子ども達だけではなく、ご家族や地域の方々にも環境保全について考えていただくきっかけになるのではないかと考えています。
子ども達が、大きくなって、日本の社会を作っていく上で、太陽光発電のことや、そらとべあのお話を思い出してくれることを願っています。太陽光発電を園に設置していただきありがとうございました。」

富雄藍咲学園 森山様 ご挨拶
〇奥野園長
「今日は、そらちゃん、べあちゃんや、たくさんの方にお祝いに来ていただき、とても嬉しいですね。みんなの周りには電気で動くものがたくさんありますね。電気は便利なものです。でも、電気は使い過ぎたり、無駄遣いしたり、もったいないことをしていると、地球がどんどん暑くなる、というお話を聞かせていただきました。地球温暖化を止めなければいけないんです。皆さんにできることはたくさんあります。今日教えてもらいましたね。そらちゃん、べあちゃんがいつか氷の上でお母さんに会えるように、皆さんができる行動を考えて小さいことから毎日少しずつ頑張っていきましょう。
また、そらべあ基金の皆さま、ソニー生命の皆さま、ご来賓の皆さま、今後、環境教育に取り組んでいきますので、見守っていてください。ありがとうございました。」

富雄藍咲学園 奥野様 ご挨拶
記念撮影には、らくじ会グループのマスコットキャラクターのきりん「らくじくん」も登場!

4歳児さん

5歳児にじぐみさん

5歳児ほしぐみさん
閉会後に記念撮影し、子ども達はそらべあ達とタッチしてお別れしました。
富雄藍咲学園の皆さま、ソニー生命の皆さま、ご来賓の皆さま、本式典にご協力いただいたすべての皆さまに御礼申し上げます。そらべあ基金では、これからもそらべあスマイルプロジェクトや環境教育を通じて地球環境保全活動の実現に向けて取り組んでまいります。
尚、富雄藍咲学園での寄贈記念式典の様子を、下記メディアに取材していただきました。
・朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/AST1046JHT10POMB00CM.html?iref=pc_ss_date_article
・奈良テレビ:
https://www.naratv.co.jp/tvnnews/detail.html?id=614b773961723156762b4b77526f7361336e302b73773d3d(動画あり)
・毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250201/ddl/k29/040/200000c