お知らせとレポート
95基目のそらべあ発電所が完成 ~熊本県山鹿市 山鹿こども園~
そらべあ基金は、第95基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」を社会福祉法人敬和会 山鹿こども園(熊本県山鹿市)(https://www.yamaga-kodomoen.com/)へ寄贈いたしました。
第95・96・97基目「そらべあ発電所」の公募(https://www.solarbear.jp/news/smileproject/4129/)は、ソニー損害保険株式会社(以下「ソニー損保」)のご協賛により実施し、ソニー損保による「そらべあ発電所」寄贈は38基目となりました。



■街道と灯籠と温泉のまち 山鹿こども園
山鹿(やまが)こども園は、熊本県北部の山鹿市にあります。江戸時代には熊本城から小倉へ向かう参勤交代道「豊前街道」の宿場町として栄え、室町時代から続く伝統工芸「山鹿灯籠」や、千人で踊る灯籠踊り、山鹿温泉など歴史と文化の街並みが今も残っています。
園の応募書類には、温泉町らしくお散歩の途中に足湯につかる姿や、山鹿温泉祭りへの参加など日頃から地域の活動へ取り組んでいる様子がわかる写真が添えられていました。また園舎では自然エネルギーの地中熱を利用した空調の導入や、紙芝居や絵本でのエコをテーマとした環境教育の取り組みも紹介されていました。
本プロジェクトを活用することにより、園内の環境教育やエコ活動をさらに充実させたいという意欲に期待して、今回の第95基目「そらべあ発電所」の当選が決定しました。
そらべあスマイルプロジェクト寄贈園決定(https://www.solarbear.jp/news/smileproject/4434/)



■初の園外ホール式典(山鹿市民交流センター)
山鹿こども園「そらべあ発電所」完成を記念し、2月27日(木)山鹿市民交流センターにて寄贈記念式典を開催しました。当日は、年長・中・小 園児59名の皆さんのほか、山鹿市役所から福祉部 部長の徳丸様、子ども課 課長の原口様、保護者や同園の先生方や役員の皆様、ソニー損保の皆様をお迎えし、和やかな式典を執り行いました。
山鹿市民交流センターは、園から歩いて数分の距離にあり素敵なホールが併設されています。園では発表会などで日頃から利用されているそうです。一方、そらべあ基金は95基目の式典で初めて、外会場の寄贈式典となりました。


■そらべあ とワークショップ
司会の廣岡先生による開式挨拶の後、子どもたちの大きな声に呼ばれて舞台に登場した真っ白なホッキョクグマ兄弟の「そら」と「べあ」。会場の皆さんから「かわい~!」という声援を受けて登場し式典が始まりました。


そらべあ基金 理事の箕輪より、山鹿こども園へお祝いと協賛社へ謝辞が伝えられ、子どもたちに向けて、北極だけではなくて昨年の夏には熊本県でも38℃まで上がり、1年の5分の1が夏日となったことなど、地球温暖化による環境変化を伝えられました。
そして、今回の寄贈にあたり「みんなの園の『そらべあ発電所』は、地震などで電気が止まっても、おひさまが照れば電気を作ってくれるので、安心して使えます」と自然エネルギーの利点や防災活用にも触れ、挨拶といたしました。

そらべあワークショップが始まると、舞台の大きなスクリーンに「そらべあ紙芝居」が映し出され、北野先生のやさしい語り口による読み聞かせで「そら」と「べあ」がなぜ泣いているか、そらべあ物語を朗読していただきました。
ほかにも、ホッキョクグマの「そらべあ」が暮らす北極圏の氷の変化を経年で比較したり、地球温暖化の原因や影響をスライドで見たり、そらべあクイズに挑戦しながら一緒に考える時間となりました。
4名の園児が代表して、小さな扇風機を手回し発電で動かす実験にも挑戦。ハンドルを回すと電力が伝わり、扇風機が回転を始めます。客席の子どもたちから「がんばれー!!」と大きな声援が送られ、会場は大いに盛り上がり実験は大成功となりました。
実験をお手伝いいただいたソニー損保 熊本コンタクトセンターの木庭様と鈴木様から、子どもたちへ感想をインタビュー。「楽しかった!」と声には“やりきったぞ!” という満足感も感じさせてくれました。参加してくれたお友達、応援してくれた会場のみんなありがとう!
まとめに山鹿こども園の「そらべあ発電所」は太陽の光で発電する自然エネルギーであることや、電気を上手に使ってほしいと伝え、園やお家で出来るエコアクションを紹介しました。





ソニー損保の木庭様 鈴木様から

■寄贈品の贈呈とご挨拶
ソニー損保を代表し経営管理部の小原様より、同園の環境活動への取り組みに触れられた後、子どもたちに「今日のワークショップでは、皆さんが取り組めることをたくさん学びましたね。ぜひお家の人やお友達にもお話して、『そらくん』と『べあくん』の涙が止まるように一緒に頑張りましょう。約束してくれますか?」と伝えると、客席から大きな声で「はい!」と、子どもたちの元気な返事が戻ってきました。

山鹿こども園を代表して園長の松本様から寄贈への謝辞の後、「太陽光パネルを使って、私たちの園も環境に優しいエネルギーをつくりだし、地球に優しい園を目指します。子どもたちには環境問題を考えるきっかけをつくり、一緒に活動していきます。」とご挨拶がありました。今後の取り組みへの意欲や抱負が込められていました。


山鹿こども園 園長 松本 雅雄様(左)へ
寄贈記念プレートを贈呈

社会福祉法人敬和会 理事 松本 敬士様(左)へ
『そらべあ』紙芝居を贈呈

『そらべあ』絵本を贈呈

■手のひらを太陽に たのしいね
きりん組(年長)の20名が横一列に並んで「手のひらを太陽に」と「たのしいね」の2曲をプレゼントしてくれました。「そらべあ」もみんなに合わせて隣で腕を振って参加。『みんな みんな 生きているんだ ともだちなんだ~♬』の歌声に勇気をもらいました。
春から小学生になる「やまがびと(山鹿の人)」のきりん組さん、そして会場で一緒に歌ってくれた、ぞう組(年中)らいおん組(年少)のみんなが、力を合わせてエコアクションを頑張ってくれたら、「そらべあ」の涙が止まる日もきっと来るでしょう。




最後に、社会福祉法人敬和会 山鹿こども園の皆様、ご来賓の皆様、ソニー損保の皆様、また本式典にご協力いただいたすべての皆様に御礼申し上げます。
今年2025年は、プロジェクト開始から17年目を迎えます。この間、地球温暖化による気候変動はますます深刻な課題となっています。未来を生きる子どもたちのためにも、地球温暖化を防ぐためのプロジェクトをさらに推進してまいります。
第95基目寄贈園 山鹿こども園
https://www.yamaga-kodomoen.com/
第95基目ご協賛 ソニー損害保険株式会社 幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム
https://www.sonysonpo.co.jp/company/sustainability/environment/solarbear/
「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」は、ソニー損保の「保険料は走る分だけ」の自動車保険における、ご契約者の走行距離を契約時に確認する仕組みを活用した寄付活動です。