そらべあとは?

トップ > そらべあとは? > そらべあの涙を止めるには

そらべあの涙を止めるには

そらべあの涙を止めるために、
そらべあの声に耳をかたむけてください。

「どうして地球温暖化が起きているんだろう?」

地球は、太陽の光を浴びて、命あるものが快適に住める一定の環境を保っています。しかし近年、人間による活動によって、地球はどんどん暖かくなり、その歯止めが効かなくなってきています。その主な原因は、石油などの化石燃料を大量に使うことで発生する二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスだといわれています。地球の表面は、太陽の光で温められますが、その熱をなるべく逃がさない毛布のような役割をしているのが、この温室効果ガスです。命あるものにとっては、なくてはならない存在なのですが、度が過ぎると生命を脅かす存在にもなるのです。

「原因はCO2がたくさん出るようになったから」

これほど温室効果ガスが急増してしまったのは、経済が発達した国の人々が、生活を便利にすることと引き換えに、化石燃料を大量に消費する生活を営んでいるからです。その結果、温室効果ガスの一つであるCO2が大量に生み出されました。その量はなんと、100年前の12倍に達するという統計もあります。つまり、毛布1枚なら心地よいのだけれども、今や2枚、3枚と増えてしまい、寝苦しい状態なのです。しかも、CO2という毛布は暑くても簡単には脱げません。

「平均気温がちょっと上がるだけで、気候は大きく変わるよ」

地球の「体温」ともいえる年間平均気温は、20世紀の100年間で0.74度上昇しました。研究者の意見をまとめると、このまま化石燃料を使い続けていった場合、100年後には最大で6.4度も気温が上昇するそうです。今から1万年前、地球は最後の氷河期で氷に覆われていました。この頃の平均気温は、現在より「5度ほど低かっただけ」といわれています。地球の平均気温は、少し変化しただけでも大きな影響が出ます。私たちが風邪をひいてちょっと熱が出ただけで、苦しくてダウンしてしまうのに似ていますね。

「このまま地球温暖化が進むとどうなるの?」

例えば、地球の「体温」が2度上昇した場合、異常気象や自然災害など様々な影響が現れます。まず問題なのは「海面上昇」です。地球が暖まることによって海の水が膨張し、世界中の海面が上昇。サンゴ礁でできた小さな島は水没、日本でも海沿いの低地では高潮の危険性が高まる心配があるのです。"そら"と"べあ"のいる北極や、南極は厚い氷に覆われていますが、気温の上昇でこの氷も海にとけ出します。

「気候がおかしくなって、いろいろな災害が起きるかも」

次に「干ばつと洪水」も起こります。今の地球の気候をつくり出す主役は、地球表面からの水蒸気や風、海水の流れなどです。これらがお互いにバランスのとれた状態であれば問題はないのですが、気温の上昇でバランスが崩れると、気候そのものが変わってしまい、雨がある程度降る地域は洪水に悩まされ、雨が少ない場所では大規模な干ばつが起き、砂漠化が進みます。また、乾燥地帯の森林に「山火事」が発生して、CO2を減らしてくれる貴重な緑が灰になる恐れもあります。

「動物も植物も、今までのように暮らせなくなる?!」

こうした気候の変化は、飲料水の確保や農作物の出来具合にも影響を与えます。「水不足や食糧不足」が原因で、国同士の争いが起きることを心配する専門家もいます。さらに「絶滅する生物も急増」するといわれています。空気や水のバランスが崩れれば、動物や植物の生活にも影響が出ます。人間は服などである程度の気温の変化に耐えることもできますが、動植物はそうはいきません。こうして、さまざまな生物が暮らす現在の地球の姿が失われてしまうかもしれません。

「地球温暖化を防ぐために世界が決めたことがある」

1997年、地球温暖化によって起こるさまざまな被害を防止するため、世界の人たちが京都に集まって、ある約束を決めました。その約束は、決められた場所の名前を取って「京都議定書」と名付けられました。簡単に説明すると、地球温暖化の原因となるCO2などの温室効果ガスの排出量削減を先進国に義務付けた国際合意です。先進国は大量の温室効果ガスを出していて、それだけ地球温暖化に対する責任が大きいので、各国が責任をもって減らすことを決めたのです。ところが現在、その取り組みはあまり進んでいません。日本では、1990年当時と比べて6%の温室効果ガス削減を目指していますが、2007年末の環境省の発表によれば、8.7%も増えてしまったといわれています。

「ボクたちのふるさとの氷をこれ以上減らさないで!」

2007年夏、北極海の氷が観測史上最も小さくなりました。このまま海氷がとけ続けると、2050年までにホッキョクグマの数が3分の1に減少するという予測もあります。これらの事実を踏まえ、そらべあの物語は生まれました。地球温暖化は世界全体の問題であると同時に、私たち一人ひとりの問題でもあります。今こそ、一人ひとりが一歩を踏み出して、行動を起こす時なのです。

なにか しなくちゃ いけないとき じぶんで しなくちゃ はじまらないよ!

「ボクたちがお母さんとまた会えるように、みんなで行動してほしい」

地球温暖化防止のため、あなたにもできるアクションとは?

地球温暖化防止のために、私たち個人が簡単にできる取り組みがあります。
それは、環境省が推奨している次の6つのアクションです。

  1. 1.温度調節で減らそう:冷房は28℃、暖房時の室温は20℃にしよう!
  2. 2.水道の使い方で減らそう:蛇口はこまめにしめよう!
  3. 3.自動車の使い方で減らそう:エコドライブをしよう!
  4. 4.商品の選び方で減らそう:エコ製品を選んで買おう!
  5. 5.買い物とごみで減らそう:過剰包装を断ろう!
  6. 6.電気の使い方で減らそう:コンセントをこまめに抜こう!

毎日、一人ひとりがちょっとした気づかいをすることが大切です。
一人では小さなことでも、それが積み重なれば大きな効果になるのです!
そうすることで、地球にとっても、動物たちにとっても、
そう…北極に住む"そら"と"べあ"にとっても、
希望に満ちた明日が迎えられるのです。

まず、これならできると思ったことから始めてみませんか!